フィリピン・セブ島では、一年を通して多くの祝日があります。
フィリピン人はキリスト教が多く、宗教多岐な行事から歴史を記念する日まで、どの祝日にも人々の想いや文化が込められています。
そこで今回は数あるフィリピンの祝日の中でも特に規模の大きなものを5つご紹介します。
ご旅行の際の予備知識の一つとしてお持ち頂くとより一層旅行を楽しむことができるでしょう。
また、祝日になるとお店が休業になることや営業時間が変わったり、交通渋滞が発生することもありますので
ご旅行の際はぜひ参考にしてみてください!
◆ 独立記念日 6月12日
毎年6月12日の独立記念日はフィリピン人にとって最も重要な祝日のうちの一つです。
1898年のこの日にスペインからの独立が宣言され、1962年から独立記念日として制定されました。
政府機関や学校は休みとなり、フィリピン全土でパレードやイベントが開催され多くの人々が家族や友人と集まり明るく賑やかな雰囲気に包まれます。
◆ ホーリーウィーク 3月下旬~4月上旬
イエス・キリストの受難と復活を記念するホーリーウィークはフィリピンに住むキリスト教徒にとって非常に重要な1週間です。
期間は通常3月下旬~4月上旬ですが毎年日付が変わります。
特に聖木曜日(Holy Thursday)と聖金曜日(Good Friday)は多くの人が教会で祈りを捧げ、街は静かな雰囲気に包まれます。
レストランやショッピングモールも休業することがありますのでご旅行の際はご注意ください。
◆ リサール記念日 12月30日
毎年12月30日はフィリピンの国民的英雄ホセ・リサールの功績をたたえる日です。
リサール博士はスペイン植民地時代に平和的な改革を訴え、フィリピン独自の精神的支柱となった人物です。
彼の処刑日であるこの日は、全国で追悼式や国旗掲揚が行われるため交通機関に要注意。
フィリピンの自由と独立の尊さを改めて感じる、静かで意味深い祝日です。
◆ シヌログ祭り 1月第3日曜日
セブ島で最も盛り上がるお祭りがこのシヌログ祭りです。
キリスト教の象徴である「サントニーニョ(幼きイエス像)」への信仰を祝うお祭りで、街中が音楽と踊りで賑わいます。
道路はパレードの為通行止めとなり、色鮮やかな衣装をまとったダンサーたちが掛け声とともにパレードを行い国内外から多くの観光客が訪れる、セブ最大のイベントです。
セブの伝統と信仰、そしてエネルギッシュな文化を体感できる特別な一日です。
◆ New year’s day 1月1日
セブ島でも家族や親戚が集まり賑やかに新年を迎えます。
フィリピンではカウントダウンが行われ元旦の日付が変わった瞬間にあちこちで花火が打ちあがります。
海辺だけでなく街中でも花火が上がり、盛大に祝います。
家々ではラッキーフードとされる丸井果物を並べたり、幸運を呼ぶとされるジャンプや騒音で新年を迎えるのが伝統的なので街中は夜中まで騒がしくなります。
旅行者の方は深夜は危険なので外出をしない方が安心です。
どの祝日もフィリピン人にとって大切な意味があり、家族や地域とともに過ごす時間として大切にされています。
祝日を通してセブ島の文化や伝統を体感すれば、観光がより特別で豊かなものになるでしょう。
セブ島を訪れる際はぜひ現地の祝日やイベントの雰囲気も楽しんでみてください。