エルニド|フィリピンの海外旅行・ツアー|セブ王

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フィリピン最後の秘境エルニド完全ガイド 自然と共存するリゾートの休日

フィリピンの南西部にあるパラワン島はフィリピンで5番目に大きな島で、熱帯雨林・密林に覆われた山岳地帯が島の大半を占めており、そのため大規模なリゾート開発がされておらず雄大な自然が残っています。エルニドはパラワン島の北部の町で、透明度の高い海と白砂のビーチが有名。
周辺には50以上の無人島があり、これらの島々を巡るアイランドホッピングで見ることができる絶景が人気で、「フィリピン最後の秘境」とも呼ばれる所以です。そんなエルニドのおすすめポイントを紹介します!

エルニドに泊まるコースはこちら

エルニドってどんなトコ?

パラワン島の北部にあるエルニド。エルニドはスペイン語で「海燕の巣」という意味で、17世紀にここを訪れたスペイン人があまりの絶景に手を触れることをためらい、島々の間を海燕が飛び交うこの土地を「エルニド」と名付けてそのまま立ち去ったという伝説が残されています。一般的にはエルニド・タウンとその沖に浮かぶ50以上の島々をあわせてエルニド(エルニド諸島)と呼ばれています。
以前はパラワン島内を車で5〜6時間かけて移動しなければなりませんでしたが、エルニド空港が開港してからはアクセスの悪さが改善され、世界中から注目を集める秘境となりました。
エルニドの特徴はなんと言っても「絶景」です。海と山(緑)の両方を楽しめるリゾートは他にもありますが、エルニドの周囲に浮かぶ島々は無人島が多く大理石の切り立った断崖に緑が生い茂っています。エメラルドグリーンの海をボートやカヤックで無人島近くまで進み見上げる景色は、他では見られない絶景。無人島を2〜3つ巡るアイランドホッピングツアーは、はじめてエルニドを訪れる人には絶対参加してもらいたいアクティビティです!写真を撮るなら観光客の少ない朝の時間帯に出発するのがおすすめ!
絶景以外は、特別にエルニドならではというものがありませんが、町の雰囲気も人々ものんびりしているので、素敵な景色の中で何もせずリラックスして過ごしたい…というリゾートステイを楽しむために訪れるリピーターも少なくありません。

フィリピン地図

  • エルニドのベストシーズン
  • パラワン島北部は熱帯モンスーン気候に分類されていて、季節は乾季と雨季の2つ。乾季は11月〜4月、雨季は5月〜10月です。ベストシーズンは1月〜4月と言われています。季節に関係なくスコールはありますが、1日中雨が降り続く日は少ないです。
    服装は年間を通じて日本の夏と同じで大丈夫ですが、飛行機や建物の中はクーラーが効き過ぎの場合もありますので、長袖の羽織ものがあると便利。日差しが強いので、帽子と日焼け止めは必須です。
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 28 30 31 32 32 31 25 31 30 31 31 28
平均最低気温(℃) 22 23 23 24 25 25 20 23 23 24 24 23
降水量(ml) 6 0 12 39 117 351 420 375 159 148 45 12

エルニドへの行き方は?

日本からエルニドまでの直行便はありません。
マニラやセブ島で乗り換えが必要です。

以前はマニラやセブ島からパラワン島への飛行機は、プエルト・プリンセサ空港への便しかなく、プエルト・プリンセサからエルニドまでは車で5〜6時間かかっていました。しかし2015年にエルニド・リオ空港が開港してからは、マニラやセブ島から約1時間の空路で行くことができるようになり、観光客は毎年増加しています。

  • 日本からマニラへ
    東京(羽田・成田)、大阪、名古屋、福岡、札幌の各都市から、マニラへの直行便が就航しており、フライト時間は4〜5時間です。
  • マニラからエルニドへ
    マニラからエルニドへは国内線(エアスイフト航空)を利用します。マニラ空港からは1日5便が就航しており、フライト時間は約1時間です。日本からの国際線と、エルニドへ向かう国内線のターミナルビルが異なることがあるので、フライト便が確定したら確認するようにしてください。
  • エルニド空港から各リゾートへ
    <ミニロック アイランド リゾート/エルニド リゾーツ ラゲン アイランド>バンカーボートで約40〜50分
    <パングラシアン アイランド リゾート>スピードボートで約25分
    <アプリット アイランド>エルニド空港からタイタイまで車で約1時間30分、タイタイの桟橋からバンカーボートで約40分

エルニドへの行き方は?画像

エルニドへの行き方は?画像

パラワン島画像

マニラ⇔エルニド国内線
手荷物についてのご注意

マニラ⇔エルニド間の荷物については、預け荷物20kgまで/手荷物7kgまでが無料です。超過の場合1kgあたり200ペソの超過料金がかかりますのでご注意ください。また、セブ⇔エルニド間では無料となる重量が異なります。不明な点がありましたら事前にお問い合わせください。

1アイランド、1リゾートって?

セブ王でご紹介するエルニドのホテルはすべて「1島1リゾート」のみです。

One Island One Resort

「1島1リゾート」とは、本来の自然を活かしながら1つの島を1つのホテルがまるごとリゾート化している島を言います。島の形状を残したまま水上コテージやヴィラが建てられており、各島ごとに見える景色はさまざま。お気に入りの景色に出会えたら毎年でもリピートしたくなるでしょう。
1島1リゾートは島内に宿泊者しかおらず、プライベート感あふれる滞在ができることも人気の理由のひとつとなっています。

エルニドの中心って?

エルニドタウンはエルニド観光のゲートウエイ的な街。

アイランドホッピングなどの各ツアーや、さらなる離島のリゾートへはここから出発し、パラワン島他地域へと繋がるバスターミナルもこのエリアにあります。高級ホテルから安宿まで宿泊施設の他、レストランやカフェ、おみやげ屋さんやマッサージ店、スーパーなどもあるので、旅の間に一度は足を踏む街です。ちなみに街には「トライシクル」というエキゾチックな形状の安い運賃のバイクタクシーが行き交い街に活気を感じます。

もちろん、エルニドタウンのビーチも魅力的。ビーチ沿いには開放感溢れるおしゃれなカフェがずらっと並び、ビーチでは多くの船が発着し、地元の人や観光客が満足顔で行き交い遊びます。そんな陽気さを浴びながら波打ち際を散歩すると、もうそれだけでテンションアップです。

  • エルニドタウン画像
  • エルニドタウン画像
  • エルニドタウン画像
  • エルニドタウン画像
  • エルニドタウン画像
  • エルニドタウン画像

旅作家とまこのエルニド体験!

一生ものの思い出をどうぞ
奇抜なエルニドでしかあり得ない、
神秘の時間

エルニド、本当にすごいんです。「奇跡の楽園」という大げさな異名も、行けば絶対納得。毎瞬迫り来る絶景にドキドキしっぱなし状態に陥るでしょう。澄んだ深い青がズシンとくる海に、ぼこんぼこん奇抜な形をした島々がニョキニョキ生える……神様、あなたはなんてセンスフル。こんなにクセのある絶景を作り上げるなんてさすがです。他にはない世界観! そこに陽気な日差しと、人々のはじける笑顔が大盛りで足されるんだから、これほど気分のいい場所はそうありません。

わたしもどっぷりエルニドに惚れ込みました。絶景の連続の中でも、とびきりうっとりしたのは朝焼け、夕焼けの時間です。

  • 日の出前画像

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    日の出前、潮の引いたビーチへ出ると、芸術的な色の空に絶妙な形のカドラオ島が浮かび上がっていました。ドッキーン。かっこよすぎて完全に目が覚めます。空から見おろしたらどんなかな。わくわくとドローンを準備して、テイクオフ。

  • カドラオ島日の出画像

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    レンズ越しの広い世界に、カドラオ島が島々を背負って現れます。うーんかっこいい、けどなんか違和感。どの島も意外に薄っぺらいし、まるで平らな場所が見当たらないような。山の山頂付近だけをスッと切り取って浮かべたようで不思議な趣なんです。さらにはこの未知の世界をまだ昇っていない太陽に染められた空が包み込むから、さてわたしはどの次元にいるんだろう、そんな気分。

  • 日の出画像

    3

    くるっと振り返り街側を見渡すと、あらら。山と山の隙間から、向こうの海と島まで見渡すなんて、秘密をのぞき見してしまったみたい。それにしても、海に浮かぶ船多すぎ! この奇抜な土地がどれだけ愛され、喜ばれ、人々を惹きつけているかが歴然です。これから太陽を迎えたら、静寂の海に多くの人が繰り出してきて一気に活気付くんでしょうね。

  • カドラオ島画像

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    空のグラデーションの配色は刻々と変わるけど、堂々たるカドラオ島はどの瞬間も泰然自若。その上いつでも空の色にナイスマッチ。あぁこのどっしりとした心持ちはどこからくるのか、問いかけ思いを巡らせながら、じっくり向き合うのです。

  • 水たまりのビーチ画像

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    すっかり潮が引いて水たまりになったビーチをてくてく歩くと、空がここにもありました。

  • パラワン島画像

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    山越に昇った太陽と目が合います。パラワン島だって小さな島なのに、こんなに山々が折り重なっているとは、どれだけ要素の多い世界なんでしょう。

  • 青に支配されたパラワン島画像

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    太陽が徐々に高さを増して、奇抜な世界はとうとう青に支配されたんです。

  • 夕焼け時間画像

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    夕焼け時間に差し掛かるころ……
    木々の緑がほんのり暖かみを増していき、太陽が低くなったことを実感します。

  • 日の入り画像

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    西の空を見上げれば、カドラオ島のさらに奥にある島々を目指して太陽が落っこちて行くんです。緯度の低いここでは、一度下降を始めた太陽は容赦無くずんずん沈んでいきます。まるで地底で燃えるマグマにでも共鳴しているような? 何かに引き寄せられているみたい。

  • 日の入り画像

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    とうとう行ってしまうのですね。日々くりかえされる日没という行事を、何度見届けてきたことでしょう。それでも毎度さよならの瞬間には切なさが漂いますが、ここでのそれはまた深くて。海を挟んで島が折り重なり遠近感が強烈だからか、太陽が光を弱めていく様子が際立つんです、なんか切ない。ついさっきまでエルニドを支配していた陽気な空気とのコントラストも大きくてまた一層。「今日を卒業します!」そんな宣言が聞こえてくるような退場っぷりに、とびきりの哀愁が漂いました。

  • 日の入り画像

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    太陽が卒業してほどなく、世界はすっかり暖色まみれになりました。地球の裏側にいてもう姿が見えないのに、余韻すらこんなに魅力的。

  • 日の入り画像

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    東西南北、柔らかくにぎやかで、やさしくて力強い、日没後にしか表現され得ない神秘さに支配されます。

  • 奇抜な島々のシルエット画像

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    奇抜な島々のシルエットをアクセントに、これでもかと人の心に迫ってくるエルニドの夕景。自分の小ささを感じる、広くて美しくて、大胆な世界。一生忘れられないひとときです。

  • 夕焼けとちびっこたち画像

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    「ハロー!」夕焼けに放心しきっていたら、どこからともなくちびっこたちが駆け寄ってきました。一気にモードが切り替わります。このバランス感がまたエルニドならでは、神秘と無邪気がいい具合に混ざり合って溢れているんですよね。愛着が湧いちゃいます。じゃれて笑って、すっかり心がゆるみました。

  • エルニド夕焼け画像

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    ありがとう、エルニド。一生もののプレゼントをありがとう。このひとときは、きっと心に生き続け、思い出すたび心地よくさせてくれるでしょう。

エルニドのアクティビティって?

アクティビティ画像

自然を相手に、毎日アクティビティ三昧!

各リゾートの周りは手付かずの大自然!周辺に見える島も石が切り立った断崖と熱帯の緑に覆われた無人島。いくつかの無人島の横をカヌーですり抜けて洞窟を巡ったり、引き潮時にしか現れないビーチを目指したり…1日では遊びきれないほどの大自然を前に童心にかえって遊び尽くしてみてください。長い年月をかけて自然と作られた入り江では、ゆっくりとシュノーケリングを楽しむこともできます。
森林を進むトレイルハイキングや断崖をロープで降りるラぺリングなど、森でのアクティビティも大充実!飽きるヒマもないほどの豊富なメニューが揃っています。

  • Marine Sports

    マリンスポーツ

    各リゾートとも、目の前の海で気軽に楽しめるのはシュノーケリング。

    エルニドの海は透明度が高いので、少し覗いただけでもすぐに魚が見つけられます。ウインドサーフィンやオーシャンカヤックも、初心者の方でも充分に楽しめます。
    体力はあまり使わずに楽しみたい方、小さなお子様連れや年配の方には、ホビーキャット(双胴のヨット)やサンセットクルーズがおすすめ。
    スタンドアップパドルボードやスキューバダイビングなど、本格的なマリンスポーツもお楽しみいただけます。

    マリンスポーツ画像

    楽しめるマリンスポーツ※リゾートによって異なります。詳細はお問い合わせください。

    ・シュノーケリング ・ウインドサーフィン ・カヤック ・ペダルボート ・ホビーキャット ・サンセットクルーズ ・サンライズカヤッキング
    ・スタンドアップパドルボード ・スキューバダイビング

  • Nature walk

    自然散策

    エルニドの絶景を見るためには、自然散策のアクティビティに
    ぜひご参加ください!

    切り立った崖がむき出しの無人島に囲まれて静寂に包まれると、別世界に来たような不思議な感覚に陥ります。満潮時や干潮時にしか行けないラグーンやビーチなど、自然との共存を感じられるアクティビティもあります。
    またエルニドは森のアクティビティも楽しめることが大きな特徴です。トレイルハイキング中にバードウォッチングも楽しめます。リゾート内で行われるので、移動の必要がないのもうれしいポイント!

    自然散策画像

    楽しめる自然散策※リゾートによって異なります。詳細はお問い合わせください。

    ・ラグーン巡り(アイランドホッピング) ・スネークアイランド ・洞窟巡り ・マングローブツアー ・トレイルハイキング ・ラぺリング ・ロッククライミング

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