マガンダン ウマガ ポー(タガログ語で「おはようございます」の意)!
本日は、食べらずに帰れない?!
フィリピンの2大珍味をご紹介します。
少しグロテスクな写真を含みますので、
苦手な方は先に進まないでください。
では早速ですが、グロテスク度が低い方からいきましょう。
【レチョンーLechon-】
フィエスタ、成人の誕生日、洗礼行事など、
お祝いごとがあると出てくるいわゆる「豚の丸焼き」です。
日本では、豚が屠殺(とさつ)されていることを見かける
ことは肉工場や牧場などで働いていなければまずないですし、
スーパーマーケットにいけば、すでに綺麗にスライスされて
においも残っていない「お肉」になった豚肉しか
並べられていないので、見慣れない日本人には少し衝撃ですが、
屠殺した豚をそのまま丸焼きにしたのが、レチョンです。
私も18歳で初めてフィリピンに来たときにレチョンを
見て、焼かれた豚が泣き叫んでいるような苦しそうな
表情をしているのを見て、半泣き状態になったのを
覚えています。
お味はというと、皮がクリスピーでお肉がジューシーで美味しいです。
豚まるまる一頭なんて、フィリピン人もお祝い事は
太っ腹なのね、と思うかもしれませんが、大きさによって
一頭3000ペソ(=約7200円)からと結構安価で買えるそうです。
大人数での旅行やお祝い事があるときにはオーダーしてみるのも
いいかもしれません。
お次は、フィリピンでだけ食べられる特殊なゆで卵
【バロットーBalot-】
夜、街中を歩いていると「バローット!バローット!」と
叫んで何かを売っているおじさんを見かけたら、
それがバロットおじさん(Balot Vender)です。
見た目はごく普通のゆで卵。
なんですが、実は孵化する寸前のあひるの卵をゆでたのが、
バロットです。
孵化寸前の卵・・・ということは、
ヒナの形がほとんど卵の中で出来上がっている状態で
ゆで卵にされたわけです。
さて、恐る恐る殻をむいてみると・・・
じゃーん!
なんだこれ。
血管が卵の殻の内側に張り巡っていて、内蔵らしき
黒い物体も見えます。
これにお酢をつけて食べるのがフィリピン人流です。
ええい!とかじってみると・・・
何だかカリッとした?もしかして脚?
とぞくっとしますが、
目を閉じて味に集中すると、濃厚なゆで卵の黄身の味がします。
フィリピンでバロットは精力剤とも言われていて、
女性よりも男性が好んで食べるそうです。
日本に来た外国人が納豆に挑戦したことが武勇伝になるように、
バロットはフィリピン人からすると普通に美味しいものですが、
外国人観光客にとって最難関の珍味と言えるかもしれません。
夜のマーケットで15ペソ(=約35円)で買えます。
勇気がある方は是非、挑戦してみてください!*