山の中では芸術家が育つのか、芸術家は山を好むのか、
タガイタイやバギオなど山の中の都市には多くのアーティストがいます。
本日は、タガイタイのオルリナ美術館に行ってきましたので、ご紹介します。
オルリナ美術館は、
ピクニックグローブ(Picnic Grove)やマリア聖母像(Tierra de Maria)がある
タガイタイ・カランバロード(Tagaytay-Calamba Road)とマニラへ続く
サンタローサ・タガイタイロード(Santa Rosa-Tagaytay Road)の交差点近くにあります。
ご覧の通り、山の中。
急な坂道を下ったところにオシャレな建物が見えます。
入場料は、一人100ペソ。(=約230円)
中に入ると少し日本の歯医者さんを思わせる(?)
清潔感の漂う受付があり、そこで名前を書いて入場料を支払います。
入場券をもらったら、まずはオルリナ美術館の紹介ビデオを観ます。
オルリナ美術館(Museo Orlina)はフィリピンでガラス細工のパイオニアとして
知られるラモン・オルリナ(Ramon Orlina)により創られました。
上の写真のビデオに映っている黒ひげのおじ様です。
ラモン氏は、マニラ出身のフィリピン人で大学で建築を学び、
後にガラス細工に興味をもつようになったそうです。
世界中で彼の作品は評価され、
日本でも
1992年と1995年 Osaka Sculpture Triennale
1994年 9th Asian International Art Exhibition
1994年Suntory Prize Exhibition
1995年 Toyamura International Sclpture Biennale
とこれまで数々の展示会に出展されています。
3分程度の紹介ビデオを観終え、横の部屋に移動すると、
そこにはキラキラ輝くガラスの作品が飾られています。
輝くガラスと真っ白な壁、窓から見える緑の木々のコントラストが美しく、
心が涼しくさわやかな感覚になりました。
中には、日本人と思われる方の作品もありました。
1987年
幽霊の椅子(Ghost Chair)
Cini BoeriとTomu Katayanagiの共同作品
と書かれていました。
美術館は3階建てになっていて、芸術的な庭もあります。
ガラス細工や芸術に興味がある方は是非訪れてみてください。