近年、日本でも注目を浴びているフィリピン英語留学。
僕も何度か通ってた事があるのですが、今日は語学学校の実情をお話したいと思います。もちろん、学校によってカリキュラムや雰囲気など違うと思いますが、現在検討している方にとって少しでも参考になれば幸いです。
まず、私が通っていたのはセブ市内の語学学校です。近くに綺麗な海は無く、多少治安は悪いものの、商業施設や市内の見どころが近辺にあり快適な生活を送れました。
生徒はほとんどが韓国の方。韓国の方が150人くらいで日本の方が10人ほどで他の国籍の方はいないという感じでした。
生徒の比率は本当に学校によって違っていて、このような学校の他に、日本の方が多い学校や、日本・韓国の他に中国や台湾など他のアジアの国々やロシアからの学生がいるような学校もあるようです。
フィリピン語学学校の最大の利点ははやり安い料金とマンツーマンの授業ではないかと思います。
欧米に比べたら3分の1ほどの料金は魅力的ですし、ほとんどの授業がマンツーマンなので初心者の方でも安心して英語を学べる環境だと思います。しかし、英語を話す事に慣れてきたら、ぜひグループ授業も検討してみてください。
個人的にはオススメです。グループ授業の先生は個人クラスの先生よりもベテランでレベルが高い事が多く、また、他の学生の英語を聞く事によって大変勉強になります。
部屋の設備も十分にきれいですし、WIFIも完備されています。私の学校は韓国資本なので料理はほとんどが韓国料理でしたが、日本人にも好評でした。また、多くの学校がきれいなラウンジやプール、ジムや娯楽施設を持っているので勉強の合間に気分転換も出来るでしょう。
フィリピン人の先生方はあくまで第二言語として英語を学んでいる方が多いので、正直に言いますとネイティブのように完璧ではありません。
時には間違う事もあるし、こちらからの質問に対して満足な返答ができない場合もあります。しかし、英語スピーキング力やコミュニケーション力を養うという点、特に初級者から中級者までの方には最高の環境だと思います。
実際、私自身も読み書きはできるもののなかなか言葉として表現するのが苦手だったのですが、だいぶ改善できたと思います。
また、マンツーマン授業なので自然と先生たちと仲良くなれます。普通のフィリピン人の先生たちと色々話し、遊びに行ったりすることででフィリピンについても多くの事を学ぶべるでしょう。
また、私生活では年齢や国籍は関係なく、多くの人と友達になることができます。授業終りに一緒にご飯を食べたり、飲みに行ったり、週末には旅行に出かけたりなど、フィリピンでのいい思い出を作ることができると思います。
生徒として韓国の方が多いので、現在の日韓関係を考えると不安に思う方もいるかもしれませんが、少なくとも個人同士の間に国間のようなわだかまりを感じることは少ないです。
昨今のフィリピン語学留学のブームでセブ市内やマクタン島には語学学校が乱立しております。ゆえにさまざまなタイプの学校がありますので、自分が求めているものによって学校を決めると良いでしょう。
日本人経営か韓国人経営か、国籍の多様性、日本人の割合、先生の質、料金、部屋のタイプ、海が近いかどうか、門限や週末のルールの厳しさなど選ぶ基準は様々です。
蛇足ですが、生徒間や生徒と先生の間で恋が生まれる事も少なくないようです。実際に、私の周りでも様々なカップルが生まれ、時にはそれが原因でトラブルにもなっていました。もちろん多くの先生はプロ意識を持ちながら働いています。
基本的に、あまり話せないような人でも2~3ヶ月あれば日常生活で困る事は無くなる位のレベルになっていました。
暖かいフィリピンで、フレンドリーで明るくお話し好きの先生たちに囲まれて、英語の勉強をする事によって、少なくとも英語を話すことに対しての苦手意識は持たなくなると思います。多くの方が語学学校を通じて、フィリピンの魅力を発見し、文化に触れ、この国を好きになっていただけたら幸いです。
(ヤス)