誕生日といえば誰にとっても平等に訪れる大切な日ですね。国や文化によって、また年齢によっても様々なお祝いの方法があります。
日本では小さな頃は、地域の子供達が集まって誕生日会をしたり、プレゼントをあげたりしますね。大人になるとレストランで祝ったり、記念になるような場所に旅行に行ったりしますね。高齢になると喜寿や米寿などの伝統的な祝い方も存在します。今回はセブで現地の一般的な誕生日会に呼ばれたので、その様子をご紹介します。
今回参加したのは、いつも筆者の記事でお世話になっているサリサリストアの家族の1人の誕生日会です。ごく一般的な大きさの家を持っていて、沢山の家族がいる、フィリピンではよく見られる家族の形です。
まずセブの誕生日会で一番印象的なのは、「大量の料理を作る」ことです。これには大きく2つの理由があるとのこと。
1つは基本的にどの家庭も家族が多く、かなりの量を作ってふるまう必用があることです。この日は親戚を含めた3つの家族が集まっていました。
もう1つは多くの人を招待して盛大に祝うため、お客さんの分まで沢山用意しないといけないため。これは日本の子どもの誕生日会に似ていますね。
お母さんお父さんだけでなく、誕生日の本人がとってもよく働いて、みんなに楽しんでもらおうと頑張っているのがとても印象的でした。
2つ目に目立つのは、少し重複しますが「みんなで楽しもうとする準備を整えている」ことです。
よく見られるのは、カラオケ、ビンゴなどの全員参加型のアクティビティーです。今回の誕生日会も30人以上の人々が出入りし、例に漏れずカラオケがあり、夜11頃までみんなで大熱唱。日本だったらすぐ怒られてしまいますね!そんな明るいセブの人たちが筆者はとても好きです。
3つ目に感じたのは「小さな子どもたちも遅くまで参加してOK」ということです。
日本の誕生日会では、大人の誕生日会に混じって子どもが参加すると、きりのいい所で親が寝かしつけたりすることが多いですが、セブの誕生日会では子どもたちは寝落ちするギリギリまで大暴れします!
特に男の子たちはカラオケを楽しんで、飽きると暗闇の中で走り回ったり、大人にじゃれついたりして楽しんでいます。
写真の彼は筆者にずっと遊んで遊んで!と頼んできて、写真を撮ってあげると言ったらこんな顔に!その前に走っていたこともあって顔中が汗まみれです。
小さな子どもから70歳以上のおじいさんまで、同じように楽しめる雰囲気は素敵ですね。
最後はやっぱり「タガイをする」ということですね。ライターのMikioの記事でも以前紹介しておりますが、セブにはタガイというビールの飲み方があります。これは1つのグラスを使って、多くの人が回し飲みをしていく方法です。これによりみんな平等にビールを飲むことができますね。筆者も現地の方々とタガイを楽しみながら、夜は更けていったのでした・・・。
観光でセブにいらっしゃる方にはなかなか機会がないかもしれませんが、もし道端で大音量の音楽が流れていたり、家の前に風船が飾られていたり、大きな声で誰かが歌っていたら、「誕生日かも?」と思いを巡らせて見て下さいね!
(タク)