メリークリスマス。
皆さんはどのようにクリスマスを過ごしましたか。様々な思いや楽しみ方があって、皆さんにとって素晴らしい思い出になったのではないかと思います。
私は都会ではなく田舎でフィリピンの一般的な人々と共にクリスマスを過ごしました。
今回は一般的なフィリピンの人々がどのようにクリスマスの過ごすのか紹介したいと思います。
クリスマスが近づくにつれ、クリスマスの雰囲気が次第に高まってきます。
街の公園やショッピングモールだけでなく、教会や学校、個人の家もイルミネーションで飾りつけをしてロマンティックな雰囲気に包まれます。
セブの中心ではクリスマスの間近では写真のようなダンスや歌のイベントが毎日のように行われます。参加者は一般の人々でプロの人ではありませんが、中には驚くほど上手な人もいて、見物客を沸かせます。
フィリピンでは24日からクリスマスが始まり、にぎやかな雰囲気となります。
家にいると写真のように演奏グループがやって来てクリスマスソングを歌ってくれます。子どもたちのグループは可愛くにぎやかに、大人の集団はきれいに上手にクリスマスソングを村中に響かせます。このような集団は一つや二つではないので街中・村中からクリスマスソングが聞こえてきます。
このようなグループは本当に楽しそうに踊ったり、歌ったりするので見ているだけでも楽しい気持ちになります。
夜は家族全員が集まり、いつもよりも豪華な食事をします。フィリピンのお祭りごとに欠かせないのがやっぱりレチョンです。レチョンはパーティーの主役です。
もちろん教会に行くことも欠かしません。クリスマスにはいつも以上に人が集まり、盛大なミサが行われます。教会内部もきれいにデコレーションされており、きれいな歌声のクリスマスソングが流れるので 心が洗われるような気分になります。
クリスマスディナーの後はパーティーです。
村中の人々が広場に集まり、プレゼント交換やダンス・歌のショー、コミカルなショーなどが行われます。写真の風景は子どもの為にお菓をばらまいている様子です。
みんな我先にと拾い集めます。よく見ると子どもに交じって大人も拾っています。
夜が深まると野外でディスコも行われます。音楽さえあればそこはもうダンス会場です。
ディスコは深夜まで続きます。
24日から25日に日付が変わる時、いたるところから花火が打ち上がり、爆竹がなり響きます。
とても寝れるような雰囲気ではありません。
25日の朝は24日とうってかわって、静かな朝になります。家族と友人と集まり、歌を歌ったり、お喋りをしたり、お酒を飲んだりして今年も平和にクリスマスを祝えた事に感謝します。
都会では町の中心やショッピングモールに大きなツリーが飾られて、街中はイルミネーションできらびやかになり、ロマンティックな雰囲気になります。地方ではそのようなものはあまりありませんが、人々みんなでクリスマスを作り上げ、雰囲気を盛り上げていきます。
フィリピンの地方では決して豪華ではなく、質素なパーティーですが、本当に心のこもったクリスマスを味えます。
特別なことがなくても、家族が集まり、一緒に食事をして、お話をして、歌って、踊って、笑いあって、そして、今年も平和にクリスマスを送れたことに感謝する。そのような輪の中に自分もいると本当に幸せな気持ちになりました。
国によって、文化によってクリスマスの在り方や祝い方は異なりますが、重要なクリスマスの過ごし方の一つを見たような気がしました。
(ヤス)