セブ島旅行では近郊の島に出向こともできます。アイランドピクニックでは離島の小島に上陸したり、高速艇に乗船すればボホール島やレイテ島に日帰りで行くことも可能です。しかし、移動手段は船だけではありません。美しい海を見下ろしながら、誰よりも早く移動できる「セスナ」という選択肢。今回はマクタン島の空港を発着する「General Aviation」というセスナ会社、及びその発着所を取材しました。
セスナの飛行場はセブ・マクタン国際空港の中にあります。
一般の搭乗ゲートとは、滑走路を隔てて反対側のエリアにあるため、なかなか知られていません。
行き方はまず空港からシャングリラホテル方面へハイウェイを使って向かい、約10分ほどして右手に見えてくる「PURE」のガソリンスタンドの手前を右折します。
そこから10分ほど車で走った右手にこの飛行場が見えてきます。
「General Aviation」は今回筆者が訪れた時に発着していたセスナの会社です。
「風立ちぬ」のような様相を呈しているイケメンのおじさんがいるこの小さな飛行場には、セスナとヘリコプターが止まっています。ジェット機の滑走路と同じ場所に着陸した後、こちらにやってきます。
多くの人が滑走路に立ってサインを送る光景は世界共通ですが、それをジェット機内からではなく目の前で見るのはまた違った楽しさがあります。
機会があればスタッフの人と談笑してみてください。彼らの飛行機に対する熱意や愛情が垣間見れると思います。
色々な種類のセスナがあり、10人程度搭乗できるものから、定員2名のものまで様々。色や形も違うので、飛行機が好きな人にはとても楽しい時間になると思います。
スタッフの方によると、比較的古い型から新しい型まで様々なセスナが発着しているとのことで、筆者はそこまで詳しくはありませんが、個性的なセスナの数々は見ているだけでわくわくしますね。
離陸の際にはジェット機と違い、プロペラの回る大きな音が聞こえます。また発進から離陸までの時間がジェット機と異なるため、その動きも新鮮に感じます。
こちらは待合室。離着陸の様子はこの中から見ることもできます。
休憩所にはたくさんのイスもあり、関係者はゆったりと空を眺めていました。
空港によくある、空港の建物の最上階にある展望台とはまた違った、滑走路の間近で見る光景は貴重な経験となることまちがいなしです。
また、この飛行場ではこんなレトロな看板が随所に見られます。
まるで日本の「ビレッジバンガード」のようですね。
セブやマクタンでは、アメリカやスペインの時代からの名残が今も随所に見られ、混在した文化の中で独自の美的感覚が育っているように感じます。
機会があればこの発着所からボホール島に行ってみたり、海を空から眺めてみるのもいいかもしれませんね!
(タク)