セブは先週の金曜日ごろから多くの施設が閉鎖されていました。これはイースター週間によるもので、様々な催しが行われるだけでなく、ほとんどがクリスチャンであるセブの人たちにとって大切な期間となります。そんなイースターですが、一般の人たちはどのようにこの日々を過ごしているのでしょうか。1つの家を覗いてみました。
イースターは日本語では「復活祭」と呼ばれる事が多く、十字架に架けられたイエス・キリストが3日後に復活したことを記念する祭典です。
日本でも良く知られているのは「イースターエッグ」ですね。ゆで卵に絵をかいたりするもので、国によってはその卵を家じゅうに隠して、子どもたちが探す遊びもあります。
ゆで卵が使われる理由としては、見た目には一見生きていないように見える物体の「卵」から、新しい命が生まれてくる様子が「静」と「動」や「死」と「復活」を連想させるためだと言われています。筆者は幼稚園がキリスト教系でしたので、偶然小さなころからイースターには親しんでいました。
筆者の友人の家でイースターのパーティーをするとのことで行ってみると、
大きなステージが既に設置されています。
セブの人々にとって大事な日でありながらお祭りでもあるイースターは、たくさんの人が交流し、楽しみながら神様に祈る日なのです。
ステージの向かいには、およそ3メートル程もある大きなスピーカーが積み上げられています。
夜になると街のいたるところが野外ディスコとなり、数え切れないほどの人々が楽しい時間を過ごします。そこに欠かせないのはやっぱり音楽。明るいセブの人たちぴったりです。
なんとこんな町の野外ディスコにもDJが!
刺すような日差しを受けながら、夜のディスコ本番に向けて調整中でした。
筆者の友人の家に入ってみると、食べきれないほどの料理が並んでいました。
セブのお祭りには欠かせない豚の丸焼き「レチョンバブイ」から、
野菜や魚まで並ぶフィリピン料理のフルコース。
日頃の感謝を込めて、祈りをささげてから頂くのがしきたりです。
今回は1つの家庭の様子を見てみましたが、
国や地域、また家によってその過ごし方は無限です。
日本でもイースターは開催されていますし、非常に興味深い文化だと思うので、
皆さんもこの機会に「復活祭」のことを調べてみてもいいかもしれませんね!
(タク)