日本では一般的なリサイクルショップですが、中古品を集めたお店はセブやマクタン島の方が圧倒的に多いでしょう。洋服やバイク、生活雑貨の殆どは中古で手に入れることができます。しかし逆にセブやマクタンでは、大型の家具や電化製品などで、まだ使えるものを集めている店はあまり見かけません。今回は韓国系の製品を集めたリサイクルショップへ行ってみました。
今回筆者が訪れたのはマクタン島マリゴンドンエリア、プランテーションベイホテルへ向かう十字路からほど近い場所にあるリサイクルショップ「seconds」です。中古品という意味を持つ「second hand」という言葉から店名がついていそうですね。
店舗の前には生活雑貨がまず並んでいます。
中古のCDなどが大量に陳列されている他、店を知ってもらうために置いていると思われる、少し変わった家具などが見られます。
ちなみに下の写真の右下のこどもが座っている椅子は、
前後にスライドする機能を持っています!
店員さんによると、実際に購入される頻度は高く無いといいますが、
実際にどんなものが販売されているのでしょうか?
まずは生活雑貨の延長とも言える食器です。
韓国系のものを集めているリサイクルショップなので、一般的な陶器の皿だけでなく、ビビンバ用の石鍋やマッコリ用のぐいのみ、キムチ用の受け皿など日本人からすると少し思考の異なった食器を見ることもできます。
中には日本の家電も販売されています。これはアンプです。
よく見ると上部に日本語で記載があるのがわかるかと思います。
こういったスピーカーと再生装置の一体型は、
現在あまり見られないものの、日本ではライブスタジオなどの部屋においてあるケースもまだまだ多く、一般的ではないもののまだ現役の機材もたくさんあります。
ギターなど演奏をする際、このアンプに接続した上で録音を行うこともできます。
続いてはSamsungのテレビです。
こちらはシールが張ってあるのがわかるかと思いますが、
値段が4,800ペソ(約1万円強)となっています。
一昔前の薄型テレビといったところですが、
つくのであれば十分利用可能です。画面も32インチ程度だったと思うので、
人によって、また使う場面を考えた場合、
安い!と感じる人もいるのかもしれません。
なぜか音楽系の家電が多いこの「seconds」ですが、
最後に紹介するのはKENWOODのコンポセットです。
家庭のテーブルに置ける程度のミニアンプ2台と本体があり、
アンプ2台で本体を挟むように配置するタイプのものです。
この形は日本でも非常によく見られますね!
値段は3,800ペソ(約9,000円)ですが、テープ・ラジオ・CDを利用することができるので、MDがほぼ皆無のセブでは問題なく使えるかと思います。
このようなリサイクル資源転売することによって利益を上げている店舗は日系のもの、韓国系のものだけでなく、中国系なども存在しています。筆者はアメリカや欧州系のアンティーク雑貨に関心があるので、そういったお店が今後出てくればいいなと思います。
セブやマクタン島に仕事、移住などを検討されている方は、
新品で最初から全て揃えず、リサイクルショップを見てみるのも良いですよ!
(タク)