セブでお過ごしのみなさん、毎日とても暑いですね。6月から12月は雨期だといっても、1日のどこかで雨がザーッと降る程度なのが、ここセブ島。日中の日差しの強さは、家から出たくなくなるほどです。そんなときこそ、アイスクリームが食べたくなりますよね。でも買いに行くまでが暑い、面倒くさい。だけどこんなに暑い中、自転車をこいでアイスクリームを家の前まで売りに届けている、スーパーヒーロー的おじさんがいるのです!
たーらら、たーらら、たらららららら。
という音楽、聞き覚えないでしょうか。アイスクリーム屋さんが来た合図です。
家から出てきた筆者に気付くと、自転車を押して家の前まで戻って来てくれました。
この中からアイスクリームを選びます。意外と種類が多く、チョコレート味やバニラ味などのノーマルなものから、ハロハロ味やフルーツサラダ味などフィリピンならではのものまであります。値段は17ペソ(約34円)から35ペソ(約70円)程度です。
おじさんに「これ何味なの?」と聞いたところ、「レインボー味だよ」と言われたので、筆者は面白半分でカラフルなアイスクリームにしてみました。友人は、それぞれスイートコーン味、フルーツサラダ味をチョイスしていました。
お金を払うと、おじさんは嬉しそうにまた自転車をこいで去ってしまいます。
こちらがレインボー味のアイスクリーム。まるでおもちゃのような、とてもきれいな色をしています。
さて、みなさん。レインボー味の正体、何だと思いますか。
正解は、わたがしのような味でした。少し甘すぎる気もしましたが、小さめで、涼しい家の中で食べられるので、おいしくいただくことができました。
労働人口が多く、就業率が良くないフィリピンでは、このようにストリートでものを売っている人たちをよく見かけます。子ども達も道路でお水を売ったりしていますよね。ストリートチルドレンにお金を直接渡すことはよくないけれど、彼らからものを買うことで、彼らの生活を少しだけでも助けることができると思います。
街中や家の前で、アイスクリーム屋さんの音楽が聞こえたら、ぜひ試してみてください。
(まや)