日本では都市部を中心に、非常に厳しいゴミの分別が行われていますね。神奈川のある街では、10種類程度に分別を行い、資源となるものの中でも更に細分化されているようです。海外でも特に北欧などでは分別回収に対する認識は高いようですよ。そんな中でセブのゴミ回収はいまどのように行われているのでしょうか?
新年は沢山の楽しいイベントが目白押しである一方で、日本でもフィリピンでもその後は町がどうしても少し汚れてしまいますよね。日本の花火大会の後や、フィリピンのクリスマスパーティーなどはそれに当たるかもしれません。
日常的に分別を行っている日本では、そもそも分別しなければいけないものだと認識している方も多く、特に自動販売機の横に設置されている「ビン・カン」の表記などには困惑する方もいるようですよ。
このゴミ箱は筆者が働いている会社のオフィスにあるごく一般的なゴミ箱です。足で踏むと蓋が開くタイプのものです。このゴミ箱では分別は行っておらず、特に問題は起こっていないようです。
それでは外のゴミ箱はどうでしょうか?
これは一般の公道にあるゴミ箱です。
左が「MALATA」、右が「DILI MALATA」と記載されています。
MALATAはBiodegradbleという意味で、日本語にすると「資源」といったところです。
ゴミ箱に記載されているので「資源ごみ」という意味合いになります。
これにDILIがつくと、Non Biodegradbleとなります。
こちらは「不燃ごみ」のような意味ですね。
セブやマクタンではコンビニの前のゴミ箱などではこのように分別されていることが多いようです。
しかし、実際に中を見てみたのですが、ほとんど分別はされていませんでした。MALATAにもプラスチック製のゴミが入っていますし、DILI MALATAに生ごみも入っている状況です。
もちろん日本でも100%ゴミ箱の中が分別されている状況にはならないと思いますが、このゴミ箱の場合は半々ぐらいのイメージで、特に分別を意識して捨てられている様子ではありませんでした。
以前筆者はこのゴミ箱からの回収の様子を見たのですが、
なんと最終的に回収者は2つのゴミ箱をまとめて回収していったのです!
このような様子を見てみると、ひとりひとりの意識や町全体の取り組みの面では、
日本とはかなり状況が異なっているようです。
今後発展を続けていく中で、町を管理し、分別回収が行われることによって、
きれいなセブ島、マクタン島を見れるといいと思います!
(タク)