セブは日本からすれば外国ですが、長く住んでいると第二の故郷のように、外国でない気がしてきます。筆者は通算で既に3年ここに滞在した経験を持っていますが、やはり例に漏れずそんな気持ちになってきました。たまには外国の美味しい料理が食べたい!だけど日本食ではないもので!そんなわがままに答えてくれるのがセブのグルメなレストランたちです。今回は「Tymad Bistro」で楽しむ本格的なガレットをご紹介します。
「Tymad Bistro」は町屋マートのある十字路をヘンリーホテル方面に入り、ホテルを通過し50メートルほどのところにあります。
このエリアは欧米のオーナーが開いたレストランやバー、ケーキ屋さんなど個性的な店が並び、何回か訪れて色々なお店を試すのも良いと思います。
店内はそこまで広くないものの、白系統で統一された清潔感のある雰囲気です。BGMも穏やかなものが選ばれ、落ち着いて食事や話をすることができます。またドリンクのメニューも多く、毎回違った嗜好に対応してくれそうです。
下の写真のように、カフェとしての体裁もなすこのレストランはケーキが充実しています。チェーン店のカフェではこのような個性的なケーキをいくつも並べることは難しいと思いますが、今回偶然グランドシェフの方がいらっしゃったため簡単にお話を伺ったところ、色々な方に楽しんでもらえるよう工夫しているとのことでした。昼も夜も、そして実は朝も楽しめるのが「Tymad Bistro」なのです。
店内にはワインセラーがあります。白、赤、ロゼ、スパークリングなどを取り揃えており、料理にあうワインを案内してもらうこともできます。筆者が訪れた際には店内に欧米系の国籍の方が目立ち、すこしレベルの高い英語が飛び交っている様子が見受けられました。少し脱線する話ですが、セブで留学をされている方は、特に授業が終わって街に出る際も良い質の英語を聞ける環境に身を置きたいのではないでしょうか。こういった欧米系のカフェやレストランで、耳を鍛えるのもいいかもしれませんし、偶然友達ができたり、英語を話すチャンスが訪れるかもしれませんよ!
そして今回注文したのはガレットです。ガレットはもともとフランス・ブルターニュ地方で作られていた郷土料理のようなものだそうで、以前は食事として塩味を主としていたものが、今ではお菓子などとして幅広い種類を展開するようになったそうです。
一見クレープを四角に折りたたんだように見えますが、決定的な違いとして、クレープは通常両面を焼くのに対しガレットは片面だけを焼き付けます。またそもそもガレットは小麦の生育に向かない地域でできてきた食べ物であるため、そば粉(Buckwheat)で作られることも多く、本格的な伝統の味を目指し今でも小麦にそば粉が混ぜられることがあります。 「Tymad Bistro」のガレットの生地にも黒点が見られ、実際にかくにんしてみたところやはりそば粉とのことでした!
今回注文したのは「ブレークファーストガレット」250ペソ(約700円)。シンプルなトッピングでベーコン・トマト・目玉焼きが中に入っており、上に添えられているのはレモングラスの葉です。
東南アジアの雰囲気とは一線を画するこのレストランは、少人数のプライベートでの食事はもちろんのこと、簡単なミーティングをするのにも良さそうでした。欧州のコンセプトを持ったレストランだけに、英語も非常によく伝わりますし、ストレスのない時間が過ごせそうです。
皆さんも近隣に足を運ぶことがあれば、是非1度立ち寄ってみてください!
Tymad Bistro
Maria Luisa Road, BaniladCebu City, Philippines
(032) 239 7385
Tue – Thu: 7:00 AM – 10:00 PM
Fri – Sat: 7:00 AM – 11:00 PM
Sunday: 7:00 AM – 10:00 PM
Tymad Bistro WEBサイト
http://tymadbistro.com/ (地図などの情報もあります)
(Taku)