マクタン島にも近年沢山のカフェがオープンしていますが、カフェといえばコーヒーと一緒に食べるケーキなどのメニューが魅力的ですよね。今回Jパークアイランドリゾートの近くのボスコーヒーで見つけたのは「Sansrival」というケーキ。聞いてみると意外な背景を持つ食べ物でした。
サンスリバルは「サンス・リバル」と読み、1つのケーキの名前として知られています。フィリピンの甘味の1つで、特にビサヤ地域(フィリピン中部)で良く見られる食べ物のようですよ!
このケーキはバタークリーム、メレンゲ、カシューナッツをミルフィーユのように重ねて作るものです。アレンジもたくさんあるようで、ナッツの種類やクリームの味などを変えることで、様々なフレーバーを楽しむことができます。また、バタークリームの代わりにマーガリンを使ったり、ピスタチオを追加する場合も多いとのことです。
実はこのケーキは非常に有名なのですが、このスピンオフのような食べ物で「スリバナ」というものがあります。筆者は個人的にこちらの方が好きです。クッキー生地でメレンゲをサンドし、同じくナッツを混ぜ込んでいるのですが、なんとこのクッキー生地を凍らせて、非常に冷たい状態でクリームも一緒にサクサクした状態で食べるというもの。日本にはなかなかない南国ならではのお菓子だと思います。
そしてこのスリバナ、サンスリバル共に、生産地として有名なのはセブの隣のネグロス島です。ドゥマゲッティという大きな街があり、そこのおみやげとしてこの2つのお菓子は重宝されています。セブの人たちもドゥマゲッティに行く人がいると、スリバナかサンスリバルを買ってきて!とお願いするようです。
写真参照元
http://ohjoy.blogs.com/my_weblog/2012/04/currently-snacking-on-3.html
サンスリバルはその材料からもわかる通り非常に甘い食べ物です。ですので、コーヒーショップで注文するときはブラックコーヒーと一緒に食べないと、甘い×甘いで胃がもたれてしまうほどです。下の写真のような1人前の大きさであっても、2人で食べて十分です。
セブ島だけではなく周辺地域に目を広げてみると、 まだまだ日本では知られていない美味しい食べ物がたくさんあります。セブのオタップ、ボホールのカラマイなどなど、現地に訪れて初めて知ることになるお菓子は是非1度トライしてみてくださいね!
(Taku)