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「何もなくて豊かな島」カオハガンの魅力 〈後編〉

みなさんこんにちは。以前の記事で「何もなくて豊かな島」カオハガン島の魅力として、セブにある小島カオハガン島の真の魅力についてご紹介しましたが、今回はその後編として、カオハガン島で暮らした中で撮った写真に沿って、カオハガンの美しい風景とともにまだまだ知られていない魅力に迫っていきたいと思います。



まずはカオハガンの美しい海をご紹介したいと思います。カオハガンは島の周りを1周約20分ほどで周れてしまう小島ですので、海に出たいと思った時にいつでもその青い景色に出会うことができます。

IMGP9239息を呑むような青い海と青い空で、その美しさに時を忘れてしまいます。海沿いを散歩してると、このような景色に出会えることは稀ではありません。カオハガンにはアイランドホッピングの観光客も訪れ少々賑やかになりますが、だいたいお昼頃の一定の時間のみなのでその時間を除けば、静かな海を目の前にゆったりとした時間を過ごすことができます。朝焼けの海や夕日に染まる海も格別です。

また、カオハガンにはポントグと呼ばれる白い砂州があり、潮の満ち引きによってこの砂州の大きさや長さ、形も異なります。このポントグは、島民が密集して住んでいる村ラウイスから最も遠く離れた反対の場所に位置し、とても静かな時間が流れます。

IMG_1713 IMGP9242弧を描いて砂州が伸びているのですが、この砂州の先に座ってゆっくり何かを考えたり、またはおしゃべりして散歩したり、夜には天体観測したり、朝にはヨガをしたりと、それぞれの好きな時間を過ごすことができます。そしてここからは、海の向こう側にセブの夜景が見えます。

また、このポントグはお昼の時間にはアイランドホッピングの観光客が集まる場所となり、魚や貝、エビや蟹が売られたり、お土産屋も活気があり賑やかになります。

IMGP9074お土産にはネックレス、ピアス、ブレスレットなどがあり、一つだいたい50ペソ(約128円)ほどで買うことができますよ。

また、カオハガンにある木の葉で作られたコースターもあります。こちらは時間さえあれば、自分で作って持ち帰ることもできます。

IMGP9784そしてお土産として一番おすすめなのがカオハガンキルトです。島のオーナーである崎山さんの奥さんが日本でキルト教室の先生をしていたことから、その技術を島民に伝授し、オリジナルのデザインも加えて生まれたのがこのカオハガンキルトです。このカオハガンキルトは世界的にも有名で、日本でも毎年キルト展が開催され、たくさんのキルトが出店されています。

IMG_2315 IMG_1749現在では数名の女性がキルト作りを担当していて、同じものは二つとないオリジナルのキルトをキルトハウスという仕事場で毎日作っています。

このキルトハウスの近くにはカフェもあります。それがこちらのカフェ「ヒーナイヒーナイ」。

IMGP0894 IMGP9114「ヒーナイヒーナイ」はビサヤ語で「 ゆっくりゆっくり」という意味です。海を目の前に、ドリンクを飲みながら落ち着いた時間を過ごせるはずです。カフェのスタッフの島民とのおしゃべりも楽しいですよ。また、スタッフの中にはギターを弾くのが大好きな島民もいるので、カフェでギターの音を聴きながら夕方の海を見る時間は、筆者のカオハガンでのオススメの過ごし方です。

また、カオハガンの大きな魅力のひとつが、島に犬がたくさんいるということです。

10703730_358535070972413_5793426982139805247_npセブにいる犬の狂犬病の危険性について知っている方には、え?と思われるかもしれませんが、カオハガンにいる犬は崎山さんの指導により狂犬病予防がしっかりされているので触っても安心です。また、カオハガンにいる犬たちはとっても人が大好きで、すぐに懐き、足元に座ったり、浜辺にいると隣に座ってきたりととってもかわいらしいのです。上の写真は、潮が引いて海が歩けるほど浅くなった時に、犬たちとともに散歩した時のものです。

島の中を歩いていると時々見かけるのですが、島の人々が何かを一生懸命作っている場面に出会います。

IMGP9070カオハガンの島民は小物や家具、家からなにまですべて自分で作ってしまいます。足りないものがあれば島にあるものでまかなえるし、ご飯も海で釣ってきた魚や、拾ってきたウニや貝など、必要な分を必要な分だけ。まさに自給自足の島なのです。自然から頂いたものに感謝し、必要な分だけもらい生きていく。

そんなカオハガンのシンプルではあるけれど、学ぶことが多い暮らしを日本の学生にも知ってもらえたら、という想いが込められて、近年では春と夏に学生グループの1週間ほどの滞在を受け入れるスタディツアーというものが行われています。

このスタディツアーでは、自給自足であるカオハガンの暮らしを実際に学生が滞在することで肌で感じ、何もない島ではあるけれど、本当の豊かさとは何かを考えることを目的としています。実は筆者も、このスタディツアーに参加したことがきっかけでカオハガン島と出会い、その後も2度個人的に訪れてしまうほど、この島の虜になっています。

シャワーは雨水を利用していたり、電気は限られた時間しか使えなかったり、最初は戸惑うことも多いカオハガンの生活ですが、滞在しているうちに慣れ、逆にそのシンプルな生活が心地よかったりもします。

IMG_1733しかしやはりカオハガンの魅力はなんといっても子供達です。島中を子供達が元気に駆けまわり、声をかけてきてくれたり、名前を覚えて呼んでくれたりもします。簡単なビサヤ語を覚えて話しかけると、すぐに仲良くなれてしまいます。

島には学校もあり、とにかく子供達の笑顔に癒されます。

IMGP9697さて、一部ではありますが2回にわたりカオハガン島の知られざる魅力についてをご紹介してきました。まだまだこれ以上に伝えきれないほどの魅力がありますし、それは実際に訪れてみないとわからないものでもあります。

美しい緑、青く静かな海、おいしい食事、子供達や島民との時間、そして自然に囲まれて暮らすシンプルな生活、普段日本やセブ市内にいては経験できないような生活がカオハガンにはあり、それはフィリピンの暮らしを知ることにもなりますし、本当の豊かさについて考える機会でもあると思います

IMGP9177この記事を読んで、実際にカオハガンに行ってみたい、こんな島があるんだなぁと興味を持つ人が増えれば幸いです。

街の喧騒から離れて、自然を感じながらゆっくりとした時間を過ごしたい方、ぜひ一度カオハガン島へ訪れてみてはいかがでしょうか?

 

( YUI )

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