海外に滞在する女性にとって、月に一度の生理が悩みのタネなんて方も多いのではないでしょうか。観光旅行で短期で来られた方も、急に生理が来てしまってどれを購入すればよいかわからない!なんてこともあるかと思います。海外の生理用品が自分の肌に合うかどうか、一度は不安に思われるはずです。
そんな女性の皆さまに、フィリピンの生理用品についてご紹介いたします。
フィリピンでは生理の際に、ナプキンを使うことが主流です。一部の層ではナプキンの代わりに布を使用する女性も多いようです。ナプキンは、スーパー、ドラッグストア、コンビニ、サリサリストアなどで購入することができます。数多くのメーカーを取り揃えており、ひとつの商品に様々なタイプが用意してあったりと、ラインナップはかなり充実していると言えるでしょう。
ただ、タンポンはごく一部の高級なショッピングモールなどでしか取り扱っていないようです。ダイビングやマリンアクティビティをされる予定の方は、日本で購入してから来られるとよいでしょう。
フィリピンのナプキンは、5枚入りや10枚入りなど小分けに売っているものがほとんどです。これはフィリピンでは給料が月2回に分けられており、大きなお金でまとめて購入するよりもその時必要な物を必要な分だけ、と言うライフスタイルの表れのように感じます。こういったものはちょっとした旅行の際にもとても便利で、短期で来られた方にはぴったりかと思います。また少量のものを購入して様々な商品を試してみることができるのも利点のひとつです。
Modess Ultra Thin Cottony Soft
Regular with wings 10pads
80ペソ程度(約220円)
こちらは、Modessと言うブランドのナプキンです。レギュラー・ヘビー・オーバーナイトの3つのシチュエーションから、それぞれにとても薄いUltra Thinタイプ・通常のStandardタイプが用意してあり、さらに羽つきや羽なし、オーバーナイトのものはサイズの違いなど、多くのバリエーションを取り揃えています。さらに、Cottony SoftやDry Maxなど、肌質の違いにも対応しています。
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Kotex Soft & Smooth
28cm Overnight Wing Heavy 5Pads
45ペソ程度(約120円)
こちらは、Kotexと言うブランドのものです。デイタイム/レギュラー・ナイトタイム/ヘビーの2つのシチュエーションが用意してあり、デイタイム/レギュラーにはとても薄いUltrathinと安心のMaxiの2通りがあります。それぞれ羽つき・羽なしを揃えています。パッケージのデザインのきれいさや質の良さで、思わず手にとってしまいます。
ナプキンはこの他にも中華系と思われるCharmee 佳美というものや、Whisper(ウィスパー)やSofy(ソフィ)と言った日本でも聞いたことのあるメーカーがあります。日本でもこのメーカーを使用していたという方は、こちらを試してみるといいかも知れません。
またナプキン以外にも、日頃使用するようなパンティライナーもあります。
Carefree breathable 40Liners 75ペソ程度(約200円)
Carefreeには肌に優しい素材を使用したhealth fresh・湿気をコントロールするsuper dry・日常使いの開放的なbreathableの3タイプのパンティライナーを取り扱っています。量も8枚・20枚・40枚と様々な容量を揃えているので、その時のニーズに合わせて購入することが可能です。
これらの生理用品の使用感は日本のものに比べて劣ると感じる方もいるようですが、筆者は使用していて違和感を感じるような生理用品は特にありませんでした。筆者は日本でも肌に合わないナプキンがあったので、こちらのものが合わないかも知れないと少しずついろんなメーカーを試してみましたが、今のところ肌が荒れることもなく日常的に使用することができています。
ただ、もちろん個人差はあります。肌が弱い方や筆者のように日本でも肌に合わないナプキンがあったと言う方は、日本から生理用品を多めに持参することを強くおすすめします。とてもナイーブな部分ですので、こちらはお金が少しかかってでも自分にあったものを使用するほうがよいかと思います。
ちなみに、フィリピンではトイレにトイレットペーパーが備え付けられていないことが多々あります。そのためペーパーを持ち歩くことが推奨されていますが、日本から持ってきたポケットティッシュでは量が心許なく、トイレットペーパーでは荷物がかさんでしまうとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よくトイレットペーパー売り場の近くに、このようなティッシュが並んでいるコーナーがあります。フィリピンの女性はこのA5サイズ程度の大きさのティッシュを持ち歩いていたり、職場に置いたりしているようです。日本のテッシュよりも少し固めな質感をしています。大体20~50ペソ程度(約55~135円)で購入できますので、ひとつ持ち歩いていると安心です。
日本の衛生的な環境に慣れていると、海外での生活に不安を覚える方も多いかと思います。特に生理用品は体に直接触れる部分ですので、無理をしないよう慎重に選んでいただきたいです。その点において、フィリピンの生理用品はバリエーションに富んでいるうえ試しやすい少量での販売がありますので、ぜひご自身にあった商品を見つけていただければと思います。
(Misaki)