先日、マニラのタクシーでボッタクられました。しかも通常の10倍以上の値段で。この話をマニラ在住の友人にしたら「悪魔のタクシーだよ、それ!」と笑いながら、返されました!
とはいえ、「こんな経験を普通の旅行者の人がしてしまっては、一生フィリピンを好きになってもらえない!!と正義感たっぷりに思いました。
なのでこのぼくが、体を張って(お財布は縮こまりましたが)体験したことをお話させて頂きます。その上で、悪いタクシーを見分ける方法を徹底的にお伝えしようと考えています。
ボッタクリのタクシーに乗った経緯
マニラのボッタクシーは平気でタクシーのレーンに並んでるので要注意です。空港にいるタクシーだからって油断するとアウトです!あなたは10倍の値段でタクシーにボラれる可能性があります。
そうならないためにも、ぼくの体験をまず先にお話します。
友人に会いに行く話
僕は日本の成田空港から、ジェットスター使ってマニラまでやって来ました。着いたのは第1ターミナルで、僕が次の日に使う航空会社は第3ターミナルでした。第3ターミナルの床で無事に眠りにつき(この辺りでオカシイとか言わないで)、朝になって暇だったのでマニラ在住の友人に連絡しました。
自分「今マニラの第3ターミナルだぜ!」
友人「お、まじか!グローバルシティーでなら会えるぜ!」
自分「ラッキー、じゃ、向かうわ!」
こんなノリだった自分。だからボッタクられたんだよ。
最初は歩いて行く気でしたが、Google様をつかって調べると、グローバルシティーまでは約6キロ前後。
「タクシーを使った方が速い・・・!!」
タクシーを探して乗り込む編
空港のタクシー乗り場に行ってタクシーを探し始めます。すると、目の前からタクシーの運ちゃんぽいのがやってきて、声をかけてきました。
「タクシー、タクシー??」
注:イメージ画像です
普通のタクシーのようんだったので、「グローバルシティーまでいくらですか?」と聞くと 「メーター、メーター」と言われました。
どうしようもなかったのでとりあえず乗り込みました。
タクシーは走り出しました。僕の不安も知らずに。
というのも車内で言われた一言が僕の中ではとっても気になっていたのです。
「100メートル30ペソね」
この時点で気づくべきだした。
100メートル30ペソなんて明らかにオカシイですよね。エキサイトセブを読んでいる人ならわかると思うのですが、フィリピンのタクシー初乗り40ペソです・・
タクシーの中では、運ちゃんは優しい感じで気さくに喋りかけてくれました。
しか〜し、これが彼らの手法なんだと、後になって気が付きました。
詳しいことは後述します。結局、目的に着いた時にはメーターは6キロを指していまいた。おじさんは電卓出して計算し始めます。パチーンっておっちゃんの電卓の音と、ぼくの頭の中の電卓の音が重なり合います。
ちなみに友人に聞いてみたところ。通常なら180ペソくらいの距離だそうです。10倍の値段、1800ペソでボッタクられました、というのが僕の経緯です。
ただ、逃げませんでしたよ。逃げたらもっと惨事になる可能性が考えられるので支払いました。
1,800ペソで皆様に提供できるネタを買ったんだと、泣く泣く自分に言い聞かせました。というわけで今日は、その経験から悪いタクシーと良いタクシーを見分ける方法を記しておこうと思います。
マニラのタクシーはヤバイ
はっきり言っておきます。マニラのタクシーはヤバイです、平気な顔してボッタクってきます。「アジアの病人」と呼ばれるフィリピンは、病人どころか人間的にも優しくはありません。やっぱり外国人ってお金持ってますからね。平気な顔して、そしてフレンドリーなフリをしてふっかけてくるんですよね。
これは知っておいてください。
それでは、ここからボッタクってくるタクシーの見分け方をお教えします。 ただマニラだけではなく、フィリピン全体で共通するふっかけてくるタクシーの見分け方を書き出してみました。
この記事をしっかり読めばマニラでもセブ島でもタクシーに気を付けるようになるはずです!
フィリピンでのぼったくりタクシーの見分け方
僕のボッタクられた経験と、フィリピンで数多く乗ってきたタクシーの特徴をあわせましていろいろと考えてみました。すると経験則的に5つのポイントが共通点だということに気づきました。
- 制服を着ていないドライバー
- メーターがおかしい
- 「家族が日本で働いている」と言う
- やたらとフランクに話しかけてくる
- 話題が「女性関連」
制服を着ていないドライバー
これは絶対ではないんですけど、予防線を張るために書いておきます。制服ではなく、私服のタクシードライバーは可能性が高いです。まともなドライバーを引く確率を上げるためにも、是非とも制服を着ているドライバーを選びましょう。
こういう一部のドライバーのせいで評判が下がっていることが考えられます。普通のドライバーが運転するタクシーに乗るためには、制服を着ているドライバーを選ぶように心がけましょう!!
ちなみに、僕がマニラで乗ったタクシーのドライバーはTシャツを着てました。
メーターがおかしい
ぼったくりタクシーのメーターは、通常のメーターではありません。フィリピンで普通のタクシーメーターは、初乗りで40ペソから始まります。覚えておいてください。もう一度言います。
ペソからメーターがスタートするのが普通のタクシーです!!
ちなみに今回ぼったくられたタクシーは下の写真の様なメーターをしていました。
メーターに小さな液晶画面がついていて、左側に乗車累計時間、そして右側に距離のメーター(キロ表示)です。
「家族が日本で働いている」と言う
たまにいるんですが、いい人を装って、姪が日本で働いてるとか言ってきます。僕のタクシードライバーはこう言っていました。「姪が日本の名古屋で働いている」
最近はビザの申請が楽になったからといっても、簡単に日本で働けるわけではありません。なので日本で働いているというのは、良い人を装ってる感じがしますね
でも中には本当に働いている人もいるかもしれませんので、一概に嘘とは言えません。
しかし、ボッタクシーである確率は可能性は高いです。
やたらとフランクに話しかけてくる
今までのボッタクリなタクシードライバーを分析してみると、フランクに話しかけてきます。タクシーの乗車中に様々な話題で話しかけられます。そうボッタクシーの特徴はおしゃべりなところです。
怪しまれないようにするための演技のようなものだと思います。彼らはボッタクるためにあらゆる手段を使います。優しくして、相手の警戒を取り除くことなんで序の口ですからね。
中には日本人と聞くと、車の話をするドライバーもいます。彼らは案外いい人たちが多いようです。最低限の日本の車の知識があると話が弾んで楽しいです!
ドライバーにも様々な人がいますが、気をつけてください。
話題が「女性関連」で
またボッタクるようなタクシードライバーは話題に女の子を持ってきます。フィリピンでは、Lady, Chixというのが「女の子」を指します。また、日本から来たと言うと「ガールフレンドがいるの?」とか平気で聞いてきます。
あと、運転している時に、歩道を歩いてる女の子をみて「Very beautiful」とか言ってるドライバーも怪しいドライバーの特徴です。
善良タクシーの特徴
またボッタクシーの反面、多くの善良なタクシードライバーも多くいますよ。善良というか、普通のタクシードライバーですけどね。
僕の経験上のお話なので、絶対というわけではないのですが、簡略的に判断するには十分な効力を持っている内容だと自負します。それらのタクシーは、以下の特徴を持っていることが多いです。
- ムスッとしていること
- 無口である
- たまに舌打ちをする
なので不機嫌そうな感じ、やる気のない感じがあったら大体「普通のドライバー」です。
空港にいるタクシーの見分けかたとしてですが、声を掛けてくるドライバーには要注意です。彼らは相手を見極めて、ボッタクれそうだったら声をかけてきますからね。
まとめ
フィリピンは初乗りが40ペソなので、タクシーを利用する機会はとても多いです。遠くまで行ったとしても200ペソ程度。おおよそ500円いかないくらいに収まります。 しかしタクシーを利用する機会が多いほどボッタクシーに当たる確率は高くなります。
この記事を読んでしっかり対策してほしいです。
個人的には空港のタクシーよりも、街を流れてるタクシーの方が信用できますね。 以上、タクシーにぼったくられた経験から、フィリピンのボッタクシーの特徴をまとめてみました!
転載記事:マニラのタクシーで10倍もの値段でボッタクられたので、悪いタクシーを見分ける方法をお教えします。
転載元:ともろぐ!