こんにちは!フィリピンにいると、「貧困」を目のあたりにすることがあります。物乞いをする子供、シティの中に広がるスラムなど。
そんなフィリピンですが、フィリピン人らしさ、フィリピンの精神を大切にしつつ貧困を削減するNGOが存在します。日本ではあまり知られていませんが、フランスやアメリカ、カナダなどに広がるフィリピン発、世界を巻き込む「Gawad Kalinga」について是非日本の皆さんに知っていただきたいです。
2024年までに500万世帯の貧困を削減することを目標とするフィリピン最大のNGO。住宅建設を行うことで貧困削減することを基本としています。その建設過程で、働くということや協力し合うという精神を生み、コミュニティをつくりあげます。
GKは現在、家を手に入れたその先の労働を手にする過程を作り上げています。以前ご紹介したHumanNatureはそのひとつで、GKのコミュニティのプロダクトを販売しています。
寄付やボランティアなどさまざまな形で貧困削減に世界は立ち向かっています。その中のひとつとしてGKは単純な住宅提供ではない、継続的な貧困解消を施していると私は思います。
WALAN IWANAN(誰一人後ろに置き去りにしない)を掲げ、毎年行われるボランティアイベントBAYANI CHALLENGEではフィリピン人はもちろんのこと、フランスやオーストラリアをはじめとした世界中から若者が集まります。
今や世界から注目を浴びる「Gawad Kalinga」。たくさんの日本からの観光客も増え、語学学校生も多く、日本とフィリピンの距離は一層
近くなっている今、日本の皆さんにも是非知っておいていただきたい組織です。
(ぴなこ)