セブ島定番のおみやげといえばドライマンゴーやバナナチップス、パパイヤ石鹸が人気ですが、これら以外のお土産を見てみたいという方はモールで購入する際、チョイスが多いので迷ってしまいますよね。
モールでお土産を見つけるのも良いですが、セブ島で作られる民芸品はもお土産にされるアイテムの一つで、中でも自分で作ることが出来る物もあったりします。
今回筆者はセブ島南部の町、カルカル(Carcar)のおみやげの一つとしても有名なかごを実際に自分で作る体験をしてみました。
カルカル市はセブ市から車で約1時間半の距離にあるセブ島南部の町です。市内とはまた違い、スペイン統治時代の名残があった、のどかな田舎町になっています。
レチョンやチチャロンが有名でもある他、日本人観光客からはフィリピンのローカルライフをアクティビティを通して体験できるロケーションとしても有名だったりします。
かご作りも体験できるアクティビティの一つ。かごはフィリピンがスペインに統治される前から食料や物資を運ぶ用途として使われ、それがスペインの文化が入ることで、独特なデザインとなり、今では世界でも知られている民芸品の一つとなりました。
主に竹、トウ、ヤシの葉などで作られることがほとんどですが、今回筆者が体験したものは、お皿や食材を入れる用途としても使われる小さめのかごはヤシの葉から作られるもの。
今回の体験でインストラクターになってくれた職人のロイさんは原料であるヤシの葉の状態から、かごが出来上がるまで丁寧に教えてくれました。
作り始めるにあたって、ヤシの葉は一本一本細長くなっているため、丈夫なかごが出来るのかどうか少し心配でしたが、その細い一本をそれぞれ繋げていくことで丈夫に出来上がって行く様子が見れました。
ロイさんの作業を見るととても単純な作業ですが、実際筆者が試してみると以外にも難しく、度々ロイさんの助けを借りていました。しかし、ロイさんはとても丁寧で冗談を言ったりする気さくな方だったので、楽しみながら作ることが出来ました。
ある程度まで勧めていくと、最終的なかごの形を4種類から選ぶことになります。
自分で作ったかごはお店で買うものと違って、思い入れが出てくるのが良いところ。体験は30分程度であっという間に終わりましたが、楽しい体験が出来ました。
出来上がったものは自分へのお土産にも良し、他の人にお土産として渡したいという方は、一つ50ペソ(約110円)で販売しているので、気になった方はその場で購入することも可能です。
唯一無二のフィリピンのお土産を作れる他、フィリピンのローカル体験や観光地としても有名なカルカルは色々楽しめると思うので、ぜひ訪れてみると良いですよ!
(TETSUYA)