フィリピンで生活をしていると、日本とは違う習慣を多く目にすると思います。フィリピンならではの文化のために戸惑ってしまうこともありますよね。
日本では便利グッズがたくさんあるので、自分でちょっとした不便を解決するということもあまりありません。それに比べるとフィリピン人はちょっとした不便はなんのその、「無ければ自分で作る」といったサバイバル能力が遥かに高いように感じます。
今回はその中でもフィリピン人が様々な場面で活用している、透明の小さなビニール袋の活用法を5つご紹介します!
ビニール袋のことを英語では plastic pag と言いますが、一般的にフィリピンでは plastic と呼ぶ人が多いです。
スーパーのレジでは大きなレジ袋を貰うことができますが、今回はこちらの小さなビニール袋の活用法についてご紹介します。フィリピンではスーパーマーケットで小さなビニール袋が100枚入りで約50円などと、安価で購入することができます。またサイズも様々に揃えてあるので、目的に合わせて選ぶと良いですよ。
活用法その1,ご飯のお皿やフォークとスプーン、ラップのかわりとして。
フィリピンにはカレンデリアと呼ばれるローカルの大衆食堂があります。何品もおかずを選べて1食50ペソ(約106円)から100ペソ(約212円)と、お財布に優しいのが嬉しいところ。ただお持ち帰りとなると自分でお皿やタッパーを持っていれば良いのですが、なかなか持ち歩かないですよね。カレンデリアでは一般的に、お持ち帰りの食べ物をビニール袋に入れて売ってくれるのです。もし手元にフォークやスプーンなどが無い時でも大丈夫。袋を手にはめて、手を汚さずに食べましょう。
また家でご飯を作って少し余ってしまった時には、ラップの代わりとしてビニール袋を使うと良いですよ。
活用法その2,コップとして。
ローカルのコンビニであるサリサリストアや路上の水自動販売機では、ジュースや水をビニール袋に入れて購入します。飲む時は袋に穴を空けて飲むのがフィリピンスタイルです。活用法その3,あぶらとり紙として。
ビニール袋には油を吸着する性質があります。汗をたくさんかいて一日を過ごした日の夕方には、顔のテカリが気になるという女性も多いのではないでしょうか?こんな時には何とビニール袋をあぶらとり紙として使うことができるのです。また手が油で汚れてしまって近くに手を洗う所が無い時にも、ビニール袋でぐしゃぐしゃと手を揉むと油汚れが取れますよ!
活用法その4,エチケット袋として。
フィリピンではお菓子などを個包装単位で、サリサリストアや路上で購入することができます。するとどうしても小さなゴミがたくさん出てしまいますよね。残念ながらこのような小さなゴミを路上にポイ捨てしてしまうフィリピン人が多いのが現状です。小さなゴミが散らかってしまってごみ箱が近くに無い時には、袋を持っているとまとめて後で捨てることができます。
また女性は家や学校の寮のお手洗いで、使用済みの生理用品をごみ箱に捨てる前にビニール袋に入れて縛ると、ハエなどの虫が寄ってきたり匂いが発生するのを防ぐこともできるので、エチケットとして持っておくと良いですよ。
フィリピンで生活する上での小さな不便はフィリピン人の知恵を拝借して解決して、快適なフィリピンライフを過ごしましょう!
(SHIORI)
Photos: donireewalker, Shubert Ciencia, Sam Howzit