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フィリピンのSIMフリースマートフォンで日本のプリペイドSIMカードを利用する方法

日本では外国人観光客や携帯電話の利用料金をもう少し抑えたいという方のために格安SIMや格安のプランなどが多くのサービスから登場しています。

フィリピンなど主に海外で生活している人が日本に短期で帰国する際、移住国のキャリアによるデーターローミングが行われないようにデーターローミングの設定をオフにしたり、滞在中は機内モードにしたり、SIMを外す方も多いと思いますが、その際は無料のWIFIに頼るしか無く、移動中などはインターネット接続が切れるので不便だと感じてしまう方もいると思います。

短期で契約するのも面倒ですが、フィリピンのようにプリペイドSIMのみでの利用も可能になってきました。今回筆者は日本滞在中に楽天モバイルのSIMとフィリピンのSIMフリーiPhoneを使用してみてどんな感じだったのか紹介したいと思います。



日本からフィリピンにSIMフリーの端末を持ってくる場合、フィリピンでは15年以上前からプリペイドによる需要があったため、コンビニやサリサリストアなどほとんどの場所でSIMカードとリロード(リチャージ)を簡単に行うことが出来るようになっています。

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しかし日本ではそれまでキャリアが携帯電話機メーカーから端末を買い取り、販売するキャリアによる主導権を持っていたため、フィリピンのように融通が利かないのですが、2015年に入ってから総務省によるSIMフリー化の動きが進められたため、大手キャリア以外のオプションや格安でサービスを利用する方法など色々な使い方ができるようになりました。

基本的に海外で生活する人が日本に帰国する時、電車の路線情報やマップなどを多く利用すると思うのですが、駅やショッピングモール、コンビニなどの無料WIFIでは限界になることが多く、なおかつ設定が面倒なものもあったりしますよね。

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短期帰国中にキャリア契約する必要もないので、出来ればフィリピンのようにプリペイドSIMが使えるというのが理想。いろいろ調べていくうちに外国人観光客向けに様々なサービスがあるのですが、楽天モバイルが1番探しやすかったので今回楽天モバイルプリペイドSIMを利用してみることにしました。

まず、フィリピンなどの海外端末を日本で使う際、SIMフリー端末であることが前提で今回こちらの記事で紹介します。SMARTやGlobeなどのキャリアによるスマートフォンはSIMロックがかかっていることがほとんどで、解除は基本できません。

筆者が利用しているiPhone 7 Plusはセブ市内のアヤラモール内にある携帯電話販売店で手に入れたSIMフリー版のもの。モデル番号はA1784、Suicaなどで利用できるFeliCa非搭載のアジア各国版です。

楽天モバイルのSIMは基本的に店舗または郵送のみ手に入れることができるため、今回は店舗で手に入れることにしました。

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店舗内の写真は撮影することは出来ませんでしたが、スマートフォンのアクセサリー類を販売しているコーナーにプリペイドSIMが販売されていました。見つからない場合は在庫があるか店員さんに聞いてみると良いでしょう。

取り揃えてある商品は2種類のみで、初回購入時に1GB、2GB分のモバイル通信を使用できるもの。使用期間もそれぞれ変わり、1GBのものは30日2GBのものは90日間利用することが可能です。こちらの商品はデータ通信のみで通話は行うことが出来ません。

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店員さんにSIM購入を伝えた後に使用している携帯電話で利用ができるか動作確認が事前に行われます。SIMを利用するにはAPN設定が必要になってくるので、iPhone、Androidにそれぞれ設定を行う必要があります。今回iPhoneを使用しているため、楽天モバイルのウェブサイトから構成プロファイルをダウンロードして設定を有効にさせます。

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動作確認中にこの様な設定を店内で行ったので、初めてな方でも問題なく出来ると思います。接続確認が完了すると、店員さんがSIMを持ってきてくれるので支払いを済ませて完了します。

なお、支払いはクレジットカード決算のみになっていました。筆者はフィリピンのクレジットカードを使用したので、少し心配でしたが海外カードでも問題なく利用できるようになっていました。

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支払いを済ませた後は購入したSIMを入れるだけ。SIM取り外しピンを使用して、SIMを入れ替えます。移住先のSIMは戻った時に必要になるのでしっかりしまっておくと良いでしょう。なお、ピンはパッケージの中には入っていないので、手元にない場合は店内で行うことをオススメします。

SIMを挿入して、上部にNTT Docomoの文字が出てくれば問題なくインターネットに接続され、1GBないし2GBのモバイル通信を楽しむことが出来ます。

気になる接続速度ですが、福岡市内の結果でダウンロードが27.95Mbpsアップロードが4.39Mbpsと普通に利用する分には満足のできる速度になっていました。

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気になるところと言えばパケット通信量が少ないこと。筆者は月10GBあたり使用するヘビーユーザーなので、良くFacebookやInstagram、スマートニュースなどのアプリを使用する方は注意する必要があるかもしれません。

またデータ容量が不足したら、リチャージする事で追加購入できるのですが、筆者の場合確認メールが送られなかったためリチャージを行える設定画面に行くことが出来ませんでした。

しかし短期帰国で基本的に海外にいるのであればSIMを使用しつづけるために使っていないSIMをリチャージするのももったいないので、基本的に使い捨てという利用方法でも良いかもしれません。

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また移住先の国に戻ってSIMカードを戻す際に楽天モバイルのAPN設定がそのままになっているので、一回構成プロファイルを削除した上で、ネットワークのリセット等を行うと良いでしょう。

日本には他にも色々なSIMカードが販売されていますが、楽天モバイルの場合は東京だと渋谷、銀座、名古屋だと栄、大阪だと心斎橋、福岡だと天神などの繁華街で楽天モバイルのショップを見つけることが出来るので、購入は簡単だと思います。

短期帰国中でSIMカードが必要だと感じている方はぜひチェックしてみてはいかがですか?

(MIKIO)

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