今日は、フィリピン映画が日本で上映されますよ!というお話をしたいと思います。
日本ではやっぱりハリウッド映画などが多く上映されており、フィリピン映画が日本でされた事あるのかな??
・・・私の記憶の中ではありません。
そんな日本ではマイナー扱いのフィリピン映画が来年1月から日本で上映されることになったようなんです。
映画のタイトルは「500年の航海」
2021年はマゼランによる「世界一周」から500年経つことから、このタイトルになったようです。
2021年はマゼランによる「世界一周」から500年経ちます。
でも実はマゼランは旅の半ばで命を落とし、本当に世界一周を達成したのはマラッカ出身の奴隷エンリケだったと言う説を基にしたお話です。
まぁ実際にエンリケが世界初の世界一周達成者かどうかは別として、マゼランは旅の途中で命を落としているんです。
私たちが歴史の授業で習って知っているマゼランは、何とここセブ島で亡くなっているんです。
マゼランは当時のマクタン島首長であったラプラプと戦った末に戦死したんですよ!
ラプラプの像はマクタン島のマクタンシュラインで見ることができます。
こう言った歴史を知ってから見ると、思いもまた違ったものになるかもしれませんね。
↓こちらがラプラプ像です。
映画自体は、ドキュメンタリとフィクションが入り混じった内容で、35年の歳月をかけて完成させた大長編映画です。
世界一周の途中に上陸した、セブ島で先住民の首長ラプラプと戦い命を落としたマゼラン。
マゼランの遺志を継いで世界一周を続行させたマゼランの奴隷であったエンリケを監督自身が演じています。
撮影をスタートさせてから20年ほど経った頃、監督の次男がヒゲを伸ばした姿がマゼランと重なり、それからマゼランが現代に生まれ変わった輪廻転生のストーリーとして堂々完成しました。
実はこの映画、2015年にベルリン国際映画祭と東京国際映画祭(当時の上映タイトルは『お里帰り』でした)で上映され、第65回ベルリン国際映画祭カリガリ賞を受賞した作品なんです。
予告編を貼っておきますね。
興味ございましたら、是非フィリピン映画でフィリピンに触れてみて下さいね。
私も来月日本に帰る予定なので、観に行ってみようかと思っています。
MARUでした。