サンペドロ要塞
セブ島の歴史を知ることができる要塞がセブシティの真ん中にあります。それがサンペドロ要塞です。スペイン統治中の1738年に作られ、当初はイスラムの海賊から街を守るのが目的でした。太平洋戦争の戦時下においては日本軍が捕虜の収容所として使っていた過去もあります。
こうした過去はあるものの、日本とフィリピンの友好の碑も設置されています。
この要塞は石造りで、完成まではなんと200年近くかかりました。フィリピンでは最古にして最小の要塞で、内部は一部博物館として整備されているところもあります。博物館では昔のフィリピンの暮らしが分かる画や戦いで使った武器といった資料が展示されています。
周辺は綺麗な公園として整備されていますが、夜になりますと雰囲気は一転しライトアップが行われます。要塞を浮かび上がらせるように光が輝き、昼夜を問わずローカルの人々だけでなく観光客も多く訪れます。
休憩ができるベンチやおみやげ屋も設置されておりますが、要塞内は撮影が禁止ですので注意が必要です。