マゼラン・クロス
セブ市街の中心地、サントニーニョ教会の隣にマゼラン・クロスがあります。
マゼランの名前は御存知の通り冒険家、探検家であるマゼランから取られており、マゼラン・クロスはフィリピンで初めてキリスト教の洗礼を受けた場所にマゼランにより建てられました。マゼランは世界一周の途中にフィリピンに立ち寄りキリスト教への改宗を進めましたが、そのやり方には武力的なものもあったために反感を買い、ラプ=ラプ王との戦いでそのまま戦死してしまいました。
マゼラン・クロスは木製の十字架ですが、いつしか万病に効くと言い伝えられるようになり、削りとって持ち帰る人が絶えなかったことから倒壊を防ぐために現在ではカバーで覆われています。さらに、マゼラン・クロスを守るべく十字架は1834年に建てられたドームの中にあります。ドームの天井には美しいフラスコ絵があり、この絵は十字架製作中の様子が描かれています。
なお、マゼラン・クロスの周辺は物売りやストレートチルドレンが多いですが、ものを差し出したりする時には気をつけるようにしましょう。