ボラカイ島
ボラカイ島は1990年ごろまでは未開の地とされてきた場所です。小さい島のいくつかの集落に地元民が住むだけの秘境で、水道や電気もありませんでしたからバックパッカーは飲み水を自分で用意する必要がありました。一晩過ごすのもキャンプファイヤーの炎による明かりに頼る他ありませんでした。その後口コミが広まり、バックパッカーの間では有名な島となりました。
そんな秘島が一転して観光地として急速に発展したのは、トロピカル・ビーチ・ハンドブックの投票で「世界最高のビーチの一つ」と評され、さらにヨーロッパのテレビ局でもっとも美しいビーチと紹介されたことがきっかけです。
暮らしの水準も一気に上がり、電気や水道がお隣パナイ本島からつながるようになりました。さらに観光地化が進んだことによりホテルやバーが揃いダイビングスポットも整備され、警察や消防などの公共機関も充実する島となりました。
そんなボラカイ島へのアクセスには、お隣パナイ島よりバンカーボートで行く必要があります。パナイ島にあるカティクラン空港へはセブ島より一日2便、マニラからは一日30便の航空便が発着しています。さらには海路も設定されており、ミンドロ島のロハスよりカーフェリーが運行されています。