カレッサ
セブやマクタンを含め、フィリピン全土で見られるちょっと贅沢な乗り物がカレッサです。
カレッサとは馬車のことで、車やバイク社会のフィリピンにおいて今だ現役なのは非常に珍しいことです。
カレッサの歴史は長く、100年前には各都市で営業がスタートしています。スペインから伝わり、伝統の乗り物となっています。
とはいっても、営業している規模は大幅に縮小しており、マクタン島ではすでに高級ホテルの広い敷地内を巡る貸切で利用されているだけにとどまっています。一方でセブ島では南部の街を中心に今でも公共交通機関として活躍しているところもあります。
4人〜6人の定員の乗合で、トライシクルのかわりとして利用している人もいる程です。
ほとんどの大都市ではもはや観光向けに特化した乗り物となっているカレッサですが、運賃はローカルな人々向けには割安に設定されていますが、観光客向けには少々高めに設定されており、最低でも日本円にして68円程度となっています。