アロギンサン
セブ島の西海岸、タノン海峡に面する郊外の町がアロギンサンです。この町はもともと漁師町だったのですが、近年になり新しい取り組みを積極的に始めるようになってから、俄然注目されるようになりました。その注目されているものというのが、エコとオーガニックなのです。
アロギンサンの町はセブ島における自然保護区にも指定されており、これまで大きな産業が生まれて来なかったことが幸いし、手付かずの自然が多く残されてきました。町を流れるボホ川には豊かなマングローブが生息し、野鳥や魚も多数が生息しています。この点に町は着目し、観光客にもっと町の自然を知ってもらおうとアロギンサン・エコロジカル・ツアーが企画されるようになりました。
漁師だった人々はエコガイドとなり、ボホ川やマングローブ、アロギンサンの町自身の自然について説明する役へと転身、さらには野鳥見物や伝統工芸品の制作体験や町の文化遺産を見学するツアーなど新しいツアーが次々に誕生しています。この取り組みは徐々に海外の観光客からも受け入れられるようになりました。今後も新しいプロジェクトの立ち上げが見込まれ、成長が期待される町がアロギンサンといえます。