シヌログ祭り
シヌログ祭りはセブ島で最大の祭りとして1月の第三週に9日間開催されるお祭りです。このお祭りはフィリピン全土からだけでなく世界中から多くの観光客が訪れるほど有名で、たくさんの人々がお酒を飲みながら踊り狂う光景がよく見られます。
このシヌログ祭りの起源は1521年までさかのぼります。フィリピンにキリスト教を伝えるべく訪れたマゼランは、この地にマゼラン・クロスという十字架を建てます。同時に小さなキリストを意味するサントニーニョの像が当時セブ島を治めていたフアナ国王に贈呈されました。このサントニーニョの像は度重なる争いでも傷ひとつつかず残ったことから、セブ島におけるキリスト教の象徴としてお祝いするお祭りとなったのです。現在のように巨大なお祭りとして発展していったのは1980年以降と比較的最近のことです。
なお、多くの人々が訪れることもあってか窃盗団も祭りに合わせて多く稼ぎにやってくるという報告もあります。スリや置き引きの被害に合われている方が急増しているので注意が必要です。