ラプラプ像
セブ島の東沖合にあるマクタン島に建つラプラプ像は、マゼランを倒したフィリピンの民族的英雄で当時の島の酋長ラプラプの記念像です。
大航海時代の英雄マゼランは、世界一周航海途中にセブ島に上陸し武力を背景にセブ島の酋長をキリスト教に改宗させ、近隣諸島へもキリスト教への改宗と服従を要求しました。
次々と部族長を服従させていく中、マクタン島の酋長ラプラプだけが要求を拒否し、1521年4月27日のマクマタン島の戦いで地の理を生かした巧みな戦術でマゼラン軍を打ち破りました。
マゼランも交戦中に戦死したため、リーダーを失ったマゼラン軍は撤退をよぎなくされました。
現在もフィリピンでは、勇敢なラプラプをヨーロッパからのアジア侵略に立ち上がった英雄として称えられています。
ラプラプ像は、マクタン国際空港から車で15分程の場所にあり周辺には広場やお土産屋があります。
また、マゼランがフィリピンに上陸したという記念碑が、ラプラプ像に隣合って建てられたのも今と昔を感じさせてくれる観光スポットのひとつの魅力になっています。