ジプニー
セブ島やマクタン島のみならず、フィリピン全土のローカルな人々にとって身近な移動手段の一つがジプニーと呼ばれる乗り物です。
もともとは第二次世界大戦中に米軍から払い下げられたジープを改造してできた乗り物で、定員は標準サイズのもので16名、大型のものでは30名程度となっています。
ジプニーのシャーシは主に日本製の2トン〜4トントラックのものを使用し、ボディは現地で制作されます。派手な色の車体が多いのは、ジプニーと遠くからでも判別しやすくするためです。
ジプニーは停留所がありませんから、行きたい場所の行き先のジプニーが来たら手を挙げ乗り込んでいきます。行き先表記は車体や窓に英語表記で書かれています。主に人々が集まるショッピングモールや観光地など縦横無尽にルートが設定されておりますので、足に困ることはありません。
なお、ジプニーの初乗りは8ペソで、距離が遠くなるごとに徐々に運賃が値上がりするスタイルはバスと変わりありません。また、手荷物は肌身離さず、体に密着させるようにしましょう。カッターで切られ、中身が盗まれる危険性があります。