モアルボアル
近年、モアルボアルの町が日本人旅行者やダイバーから注目を浴びるようになりました。2000年前後のモアルボアルといえば日本人にとって馴染みが薄く、ヨーロッパから訪れる一部旅行者の隠れ家的存在となる田舎町でした。現在でも10月〜翌年5月までのオフシーズンではその光景が見られます。しかし、日本における観光シーズンとなる夏場は一転し、旅行者における日本人の割合が一番多くなります。その理由は日本国内におけるパッケージツアーが増加したことにあります。
とはいえ、モアルボアルの町は他のリゾート地と比較しますとあまり旅行者が多く訪れません。しかし、観光客が訪れない事が幸いし手つかずの自然が多く残されています。海にはきれいなサンゴ礁が広がっており、運が良ければジンベエザメを見つけることができるかもしれません。さらには、ダイバーであれば一度は目にしたい希少種、ニタリが高確率で見られるスポットもあるなど、隠れた魅力が十分に残されています。
但し、今後リゾート地や空港建設などの新規開発の計画もあり、町並みは大きく変わってしまう可能性もあります。自然たっぷりのモアルボアルの町に訪れられるのは今だけとなりそうです。