マガンダン ハポン ポー!
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
フィリピンは非常に熱心なキリスト教徒が多い国で
全国民の90%にも上ると言われています。
そんなフィリピンの見所の一つと言えば、教会!
キリスト教徒ではない方も、歴史建造物として見る価値ありです。
イントラムロスの教会群はよくガイドブックなどでも
紹介されていますが、
イントラムロス以外にも特徴ある教会がいくつかあります。
その一つ、ラスピニャス市にあるバンブーオルガン教会に行ってきました!*
バンブーオルガン教会(Bamboo Organ Church)はその名の通り、
バンブー(=竹)で作られたオルガンで聖歌が演奏される教会です。
中に入ると、天井は竹で出来ており、
火山灰でつくられたらしい柱からは歴史が感じられます。
ミサ(Mass)の時間を避け、土曜日に行きましたが、
それでも多くの方がお祈りを捧げていらっしゃいました。
フィリピンではキリスト教徒の中でも宗派がいくつかありますが、
一番多いのはカトリック(Roman Cathoric)で、
この教会もカトリックの教会です。
イエスキリストの像も飾られていました。
教会の横にはバンブーオルガン教会の歴史を知れる博物館があり、
1人100ペソでガイドさんが案内をしてくれます。
毎日、朝8時~正午と午後1時~5時の間、開館しているようです。
せっかくなので、ガイドさんについてもらい、博物館内
のご案内をしていただくことにしました!
「フィリピンの国名と由来」でもご紹介しましたが、
フィリピンは、1565年~1898年の約350年間、スペインの植民地でした。
バンブーオルガン教会は1816年に、当時ラスピニャス市で
牧師としてフィリピン人にキリスト教の教えを説いていた
スペイン人のDiego Ceraが建てたものです。
彼は、非常に多彩な方で牧師以外にも、自然科学者、
建築家、社会指導者、竹の芸術家としても知られているそうです。
バンブーオルガン教会はこれまで何度か台風などの影響で
再建築をされているようですが、初めて建てられた際は
このオルガンを含め、全て竹で出来ていました。
現在、柱や外装などは火山灰などで作られていますが、
聖歌の演奏に使われているオルガンは
今でも竹で出来たバンブーオルガンです。
(教会の2階から見られるバンブーオルガン演奏の様子)
私達を案内してくれたツアーガイドさんは、横にある
TESDAという政府の大学で勉強をしている学生さんで、
インターシップとして休日にツアーガイドをされているそうです。
堪能な英語で一つ一つ丁寧に案内してくれました。
ツアーガイドさんにお礼を言って、さよならをすると、
出口手前には竹のリコーダーなどの御土産コーナーもありました。
歴史建造物に興味がある方、キリスト教徒の方は是非
訪れてみてください!*