11月8日の午前9時頃、930ヘクトパスカル、最大瞬間風速90メートルと予想された大型台風がフィリピンを襲いました。
以前アメリカを襲って大きな被害をもたらしたハリケーン・カトリーナと同じクラスの台風とも言われ、セブシティを含むエリアではフィリピンで最大台風警報であるシグナル4が出されました。
元々セブ島は台風が通るルートでは無いので、ビサヤエリアを通る台風は20年ぶりとも言われています。そんな台風30号(フィリピン名:ヨランダ)が残した爪痕をギャラリーで紹介したいと思います。
台風30号がセブ島に近づいたのは午前9時頃でした。隣にあるレイテ島と比べれば暴風の威力は小さかったのですが、セブ島の至るところで電柱が倒れたり、屋根が剥がれたり、木がなぎ倒されたりする被害が出ています。
停電も午前10時頃から多くのエリアで確認され、夜まで断水や電気がない状態になっているエリアも多くありました。
台風がセブ島を過ぎ去った後の状況はどうなのか気になったので、マクタン島、マボロ地区、タリサイ地区、マンダウエ市、フエンテオスメニア、パルド地区、セブ北部埋立地エリア(North Reclamation)、セブ南部埋立地エリア(South Reclamation)のエリアをチェックしてみました!
電柱が倒れています。この写真はオールドブリッジに向かう途中で撮られたもの。
セブ南部埋立地エリア(SRP)で撮影されたもの。屋根が綺麗になくなっています。
セブシティではバラックが色んな所に散乱していました。
高いところから台風の過ぎ去った後を見ている人達。
台風が過ぎてから涼しい風になったので、外出て自転車を楽しむ人達。
オスメニア地区にあるビルの壁が剥がれています。このような被害で一部エリアは通行止めに。
台風の影響で散らかったゴミを綺麗にする人達。明日の朝にはまるで何もなかったように綺麗になっているでしょう。
セブ市交通管理局(CITOM)も仕事しています。
青年がフェンスを乗り越えている所を撮影。この様な混乱の中で泥棒も居るので、青年はその様な悪事をしていなければ良いですが・・。
フエンテオスメニア地区のロータリーに建てられていたクリスマスツリーが倒れてしまいました。
同じくフエンテのロータリーで撮られたもの。
先月の地震で大きな被害をもたらしたセブドクターズ大学(CDU)はこの台風の影響で更に被害が出ています。
マボロ教会付近にある木がなぎ倒されています。
マクタン国際空港の出発・到着エリアの近く。
先月の地震に続き、台風によってさらに新しい被害が出てきましたが、早く復興するとともに、この様な大きな災害が起こらないと良いですよね。
(Carlo Villarica / 訳:MIKIO)
[ Zerothreetwo | The Yolanda Aftermath in Photos ]