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スペイン生まれのフィリピン菓子、ポルボロン(Polvoron)を食べてみよう!

日本では和菓子がある様に、フィリピンでもフィリピンで生まれた伝統的なお菓子が数多くあります。ドライマンゴーなどの乾燥フルーツは特に有名ですが、乾燥物だけではなくバナナキューハロハロなど色々ありますよね!

フィリピンは色々な国によって支配されていた植民地でしたが、中でも16世紀半ばにスペインがフィリピンを333年支配していた事から、今でもスペインの文化などが強く根付いています。

お菓子に関してもそれは同じことで、誰もが知っているフィリピンのお菓子にポルボロン(Polvoron)という物があります。スペインの伝統的なお菓子なのですが、フィリピンでは本家のものと少し違っています。

そんなポルボロンはどういうものなのか、こちらの記事にて紹介したいと思います!



フィリピンはマレー系の民族ですが、中華系、アメリカ系、日系など色々な民族が暮らしている多民族国家です。

島国であるフィリピンは島々にそれぞれの国王がおり、イスラム系の国々が集まっている状態でした。しかし16世紀にマゼランを率いるスペイン軍が入ってきた事により16世紀半ばから19世紀の終わり頃まで333年もスペインが支配していました。

その事からフィリピン語や料理、宗教、文化などスペインが原点になっているものが多く、今でも強く根付いています。

日本で和菓子がある様に、フィリピンでもフィリピンにしかないお菓子が多くあります。ドライマンゴーなどといった乾燥もの、バナナチップスオタップなどのスナック系のものなど色々あり、エキサイトセブでも紹介してきましたよね!

今回はフィリピンを代表するお菓子の一つでもあるポルボロン(Polvoron)を紹介したいと思います。

ポルボロンとはスペインアンダルシア地方で生まれたショートブレッドで主にクリスマスなどに食べられている伝統的なお菓子です。

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スペイン植民地時代にフィリピンでも入ってきて、フィリピン人の誰もが知るお菓子の一つ。ビスケットのようですが、口の中に入れると粉末が口の中に広がるお菓子になっています。

スペインとフィリピンのポルボロン同じように見えて若干の違いがあります。スペインのものだとミルクにラードを使用していますが、フィリピンだと粉末ミルク、マーガリンまたはバターが使用されていて、カシューナッツやストロベリー、チョコレートなどユニークなフレーバーを用意しているのです。

今回はケーキなどを提供するデザート専門店で全国でフランチャイズを行っているGoldilocks(ゴルディロックス)で販売されているものを見つけました。

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5種類の味がそれぞれ2つずつ入った10個入りのパッケージの価格は100ペソ程度(約230円)です。

横にはフィリピン観光庁が使っている「It’s more fun in Philippines」が使われていて「Sweet treats, It’s more fin in Philippines(甘いお菓子、フィリピンはもっと楽しい)」と書かれてありました。

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中を開くと5種類の味が色ごとに別けられていました。こちらのパッケージではクラシック、コーヒー、カシューナッツ、クッキーアンドクリーム、ピニピッグ(風味付きのライスクリスプ)が入っています。

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ポルボロンはやはりクラシックと言うことで、粉末ミルクとバター以外の味付けがされていない標準のものを食べてみました。

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消しゴムのように見えるポルボロンですが、クッキーと違って粉末を固めたお菓子なので口に入れてみるとポロッと形が崩れてミルクの風味が口の中に広がり、美味しいです。

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ただガブリと行ってしまうと口の中に粉末がたまってしまい食べにくいので、ちびちびと食べると良いと思います。コーヒーや牛乳、水などのドリンクもあるとベストかも。

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もう一つは多くの人達に好評を得ているクッキーアンドクリーム味の物。

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通常のポルボロンにクッキーアンドクリームを混ぜたもので、日本人にとっても食べやすいものとなっています。通常のものもそうですが、粉末ミルクを使用しているため少々塩気がありますが、うまくバランスが取れていると思います。

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ビスケットのようでそうで無い少々不思議な感じがするお菓子ですが、とても食べやすいので、おみやげやティータイムなどにもオススメするフィリピンのお菓子です。

今回はゴルディロックスのものを紹介しましたが、甘めのもの、しょっぱいものや今回紹介していないフレーバーのものまで色々あり、商品によって味が変わってくるので、チェックしてみると良いでしょう!

 

(MIKIO)

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