2014年より毎年開催されている、セブ夏祭り・盆踊り大会。今年で4回目となる2017年の盆踊り大会は5月の27日・28日に開催されました。皆さんは参加されましたか?今年は来場者数が約3万人に達したとも言われており、毎年知名度と人気が上がっていることが伺えます。今年の盆踊り大会の様子をご紹介しましょう!
2017年の盆踊り大会はSMシーサイドモール近く、SRPに位置するスグボグラウンド(Sugbo Grounds at SRP)にて午後3時から午後10まで開催されました。入場料は20ペソ(約45円)です。入場の際に持ち込みが禁止されている飲食物などがチェックされます。
会場に入ると数多くの出店のいい匂いがしてきます。早速出店しているお店をいくつか見てみましょう。
まずは渇いた喉を潤すため、近くにあったお店を覗いてみることにしました。購入したのはマンゴーシェイクとアップルシェイク(各60ペソ、約135円)、そしてかち割りワイン(80ペソ、約180円)です。
そして空いた小腹を満たすため、近くにあったどら焼き(50ペソ、約112円)を購入。パンケーキのような食感の記事に、ホイップクリームとあんこが挟まっています。
次に試したのはチャンドンと呼ばれる、チャンポンとうどんを掛け合わせたメニュー。スープにコクがあって美味しかったです。
夏祭り会場にはもちろんお酒も数多く揃えてあります。アサヒの缶ビール(100ペソ、約225円)や、テキーラをベースとしたマルガリータ(120ペソ、約270円)を販売するお店もありました。
この他にも夏祭りには欠かせない焼きとうもろこし、りんご飴、わたあめ、お好み焼き、餃子、チャーハンなどの出店が並びます。また浴衣のレンタルやヨーヨー釣りといった出店もありました。
今年はバーベキューが集まったラーシアンも出店していました。普段はローカルのバーベキューを食しない日本人でも、ここでは楽しむ人も見られました。
そしてウカイウカイと呼ばれる、中古服屋さんも出店しており、昨年までと比べてフィリピン人のお客さんにとっても馴染み深いお店が増えていることを実感しました。
そしてエコステーション(ECO-STATION)ではゴミの分別を推進しているという点に筆者は驚きました。日本人のみならずフィリピン人も多く訪れるイベントであるからこそ、ゴミの分別を当たり前の習慣にしてセブの自然環境や生き物を保護する意識を根付かせていきたいですよね。
日本文化を楽しむ夏祭りであるからには、訪れる人達もコスチュームに手をかける人もいます。夏祭りには欠かせない浴衣を着てうちわを持った人、好きなアニメのコスプレをした人など数多く見かけることができました。日本文化が好きなフィリピン人と触れ合うことのできる良い機会でもありますね。筆者も何人かのフィリピン人に声を掛けて一緒に写真を取って貰い、仲良くなることができました。
更には日本の伝統衣装の1つであるふんどしを纏った日本人も見かけました。セブでふんどし姿の人を見ることができるのは、もしかすると年に1度の盆踊り大会だけかもしれませんね。
出店の横には、顔ハメ看板もありました。日常では決して体験できないお相撲さんや忍者、獅子舞などに扮するチャンスですね。
会場前方には大きなステージがあり、次のような様々な催し物が行われていました。
・日本人トリオによるタガログ語での漫才
・日本人演歌歌手による演歌披露
・フィリピン人による日本のうたのカラオケコンテスト
・フィリピン人女性の浴衣コンテスト
・コスプレコンテスト
・日本アニメのショー
などなど。
そして夜の帳が下りる頃にはステージパフォーマンスの最後に、結成20周年を迎える世界で活躍する和太鼓バンド、GOCOOによる和太鼓の圧巻のパフォーマンスが大変盛り上がりました。日本文化と言えばアニメがとても人気のあるフィリピンですが、今回のGOCOOによるパフォーマンスで和太鼓の魅力の虜になったフィリピン人もいたのではないでしょうか?
そしてこの大会の目玉である盆踊りが始まりました。会場にいる沢山の人が盆踊りステージを囲み、盆踊りの曲に合わせて全員で踊りを楽しみました。日本を離れてセブにいる日本人はもちろんのこと、音楽とダンスが大好きなフィリピン人も、簡単な盆踊りのステップを真似て楽しそうに踊る姿がとても印象的でした。日本とフィリピンの文化がこうやって交流できるのはとても感動的ですらあります。
盆踊りをひとしきり踊った後には、フィナーレの花火が打ち上がります。頭上に打ち上がり舞い降りてくるほどの大きな花火と共に、今年はもう1つ目玉となる花火がありました。明るく輝く鳥型のラジコンが頭上を飛び回り、花火と共に火の鳥のようなパフォーマンスを繰り広げる光景には、会場にいた全ての人が歓声を上げていました。
毎年内容が盛りだくさんで来場者を楽しませてくれるセブの夏祭り・盆踊り大会。訪れたという人が周りに入れば、是非その思い出を語り合ってみてください。そして来年以降の盆踊り大会を楽しみに待ちましょう!
(SHIORI)