日本でもニュースになっており、気になっている方も多いと思います。
今フィリピンでは「はしか」が大流行しています。
何故大流行しているのかと言うと、フィリピンでははしかのワクチン接種率が低いからなんです。
去年の接種率は39%ほどと言われています。
ではなぜワクチンを打っていない子ども達がこんなにも多かったのでしょうか??
私も今回調べるまで知らなかったのですが、フィリピンの人達がワクチン接種について拒否反応を示すような出来事があったからなんだそうです。
フィリピンで予防接種を受ける人が少なくなった出来事とは??
2014年ごろ、デング熱が多く発症するフィリピンでデング熱ワクチンを打とうというキャンペーンが行われたんですが、2016年になってワクチンの販売会社が「デング熱に罹ったことが無い人に打つと、デング熱に罹った時に重症化する」と発表し、2017年に正式にフィリピン国内でデング熱予防接種プログラムを停止しました。
こんな事があったため、ワクチン接種に対しての信頼感が薄れて、積極的に打つ人が少なくなった訳なんです。
さて、話は変わりまして、日本は2015年にWHO(世界保健機関)から、はしかの「排除状態」にある国として認められています。
にも関わらず、何故日本でもはしかの感染が広がったのでしょう??
予防接種が不十分だった「空白の世代」が存在するからなんだそうです。
18歳から40歳だと言われているので、結構幅がありますよね。
自分がワクチン接種しているかどうか、何度接種しているのか不明な場合は、「母子手帳」で確認するのがよさそうです。
紛失などで分からない場合は、お医者さんで聞いてみましょう。
では、実際にセブの現地ではどうなんでしょうか?
私はセブシティの住宅街に住んでいますが、私の周りではしかの感染者が出たと言う話は聞いていません。
(我が家の子ども達は既にワクチン接種を済ませていますが、私と旦那さんは...打ったかどうか怪しいお年頃です。)
けれども、空港やリゾートホテルなど人が多く、しかも色んな国の人達が集まる場所では注意が必要だと思われます。
「もうすぐセブへ出発だけど、病院に行く時間が無い!」
そんな人はどうすれば良いのでしょうか?
「もちろん、マスクでは不十分ですが、しないよりははるかにいいです。
同じように、うがい・手洗いではしかの感染は防げないから、手を洗ってもまったくだめ、と解釈するのは大間違いです。手を洗うことは感染予防の基本です」
感染症対策の専門家として知られる川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長の言葉
と言う訳で空港や機内などでは、まずはマスクをした方が良さそうです。
実際に現地ではあまりはしかについて騒がれている事はないなぁ...と言うのが私の感想なんですが、気を付けることに越したことはありませんので、セブに来る前にはしかワクチン接種の有無と回数を確認したり、ワクチン接種の時間が取れない方はマスクを買う等しっかり対策をして、安心してセブ島へ遊びに来ていただけたらなと思います。
セブ島ではそろそろ乾季に入り、暑くなって来ました。
まさに「これぞ南国リゾート」を楽しめるシーズンです。
最後に、領事館からのお知らせを載せておきますね。
在フィリピン日本国大使館HPより
MARUでした。