セブ島の治安は改善傾向に。 2024年の最新情報
常夏の楽園、セブ島。1年を通じて人気のリゾート地ですが、旅行する上で気になるのが治安です。
ここ数年、情勢悪化などのニュースを耳にしたこともあるかもしれませんが、その後、落ち着きを取り戻せているのが気になるところです。
そこで、ここでは最新のセブ島の治安情報についてお伝えするとともに、子連れ旅行や女子旅で気を付けるべきことを紹介していきます。
目次
海外旅行をする際に利用したいのが外務省の海外安全情報です。
その海外安全情報をもとに、セブ島の治安について見ていきましょう。
フィリピン全土に関しては、ミンダナオ地域など、まだ危険レベルの高いところも見られ、外務省の海外安全ホームページでは渡航中止勧告が継続している地域もあります。
2016年6月のドゥテルテ大統領就任以降、政治情勢は安定しており、政争などによる市民生活の混乱はありません。一方、2017年ごろからイスラム過激派組織によるテロがミンダナオ地域を中心に勃発し、これを受けてフィリピン政府は同地域における戒厳令を発令しました。
2019年現在も海外安全情報では首都圏をはじめとする全地域に「レベル1」の「十分注意してください」という警告が継続中ですが、2019年に大規模なテロは発生しておらず、近年、テロや誘拐事件に巻き込まれた日本人もいません。さらに、日本人が訪れる主要な観光地では、危険レベルを引き下げており治安は改善傾向となっています。
とはいえ、海外旅行では危険地域には近寄らないなど、十分な安全意識をもつ必要があります。
セブ島は、フィリピンの中でも比較的治安が良い場所とされていますが、全域が安全というわけではありません。日本国内のような感覚でいると、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。セブ島にもリゾートエリアとは別に、現地の人が居住する地区があります。観光気分でそうした場所に、安易に立ち入るのは危険です。
セブ島で多く見られる犯罪は、スリや置き引きといった軽犯罪が主流です。殺人や強盗といった凶悪犯罪については、そこまでは多くありません。マニラ首都圏と比較すると犯罪率は低く、昼間の観光地であれば大きな事件に遭遇する確率は高くないといえるでしょう。しかし、観光客を狙った窃盗や、いわゆる「ぼったくり」のトラブルには注意が必要です。
セブ島を訪れる外国人の中でも、日本人は狙われやすい傾向にあります。ブランド品や携帯電話、高額の時計やアクセサリーについては、なるべく外から見えないようにしましょう。バッグを椅子にかけたり、目の届かない場所に置いたりするのも危険です。貴重品は持ち歩かず、どうしても必要な場合にはしっかりと抱えるか、ベルトで固定するなどの対策を行います。
外国人観光客が多く比較的に安全といわれているセブ島ですが、エリアごとに注意をしなくてはいけないポイントがあります。
高級ホテルやショッピングモール、レストランなどが集結するセブシティは、セブ島屈指の繁華街です。観光客として普通に過ごしていれば、さほど危険性はありません。しかし、気を付けたいのがストリートチルドレンによる犯罪です。路上生活者が多いセブシティでは、貧しい暮らしをしている子どもの姿をよく見かけます。
声をかけられて気の毒だと思っているうちに、集団に囲まれて金品を奪われる可能性も否めません。お金をねだる幼い子どもに気を取られ、財布やパスポートをすられたり携帯電話を抜き取られたりすることもあります。子どもだからといって油断をせず、狡猾な手口にだまされないように常に意識する姿勢が大切です。
マクタン島に代表されるリゾートホテルエリアは、安心して過ごせる地域です。ホテルの敷地内であれば、人の出入りも、セキュリティチェックによって厳重に管理されています。そうしたホテルが立ち並ぶエリアの日中ならば、そこまで気を張らずにいられるでしょう。
ただし、どのような場所でも夜間の一人歩きは危険です。ホテルの周辺を散歩するときも、必ず複数人で行動するようにしてください。高級ホテルの近辺だからといって、油断は禁物です。
リゾートホテルの敷地内であれば問題はありませんが、同じマクタン島でも一歩外に出ればやはり危険度は高くなります。リゾートホテルエリアから離れた民家が立ち並ぶエリアにも人気の観光スポットはありますが、日本の観光地のような気持ちでいると、自ら危険を呼び寄せてしまいます。
たとえ複数人のグループでも、徒歩での外出は控え、移動はホテルでタクシーを呼ぶか、ツアーに参加するのがおすすめです。
子どもを連れた旅行や女子だけの旅行はさらなる安全対策が必要です。防犯面だけではなく、衛生面でも気を配りたいところです。
とくに子連れの家族旅行では、たとえ州都セブシティに滞在するからといって、セキュリティの悪いホテルに宿泊するのはおすすめできません。やはり、セキュリティの行き届いたリゾートホテルがおすすめです。管理されたプライベートビーチやプール、遊具、アトラクションなどの施設が充実し、ホテル内だけでも十分に楽しんで過ごすことができるでしょう。
リゾートホテルならば、ミネラルウォーターが完備され、料理も衛生管理が行き届いているので食の安全面においても安心です。ツアーやタクシーの手配なども、ホテルに任せれば余計なトラブルになる心配はありません。
セブ島はお子様連れの旅行でもおすすめできる場所ですが、絶対に子どもを一人にしないようにしましょう。どれほど安全に見えても、自宅にいるのとは違います。たとえホテル内であっても、目を離さないように常に一緒に行動するようにしましょう。
子どもの安全を考えることはもちろん、大人でも夜間の一人歩きは控えるべきです。女性だけではなく、男性であっても日本では考えられないような犯罪に出くわすこともあります。いかにセブ島が良いリゾート地であっても、自分たちの身の安全は自分たちで守るのが鉄則です。
歴史的建築物もある下町のコロンストリートや歓楽街としてにぎわうマンゴーストリートなども治安が良いとはいえないため昼間でも注意が必要です。特に夜間には近づかないほうがいいでしょう。
女性だけのグループや子連れのファミリーは、ジプニー(乗り合いバス)には乗らない方が無難です。ジプニーには、現地の不特定多数が乗り合うため、治安が良いとはいえない面があります。観光客と見るや、ひったくりやスリのターゲットとする犯罪者もいます。
子どもに目を付けられ、誘拐されるということもあり得ます。リスクを低くするためには、移動はタクシーや信用ができるツアーを利用するのが一番です。くれぐれも安易に「現地気分」を求めないことが重要です。賢い選択が、思わぬ危険を回避してくれます。
「女性は昼間でも気を付けたいのが、街歩きの際の服装です。暑い国だけについ露出度も高くなりがちですが、リゾートエリア以外では控えめな服装を心掛けてください。
犯罪に巻き込まれると、命の危険にさらされたり一生残る傷を負ったりする可能性があります。華美な服装や刺激的なファッションは控え、安全性の高いと思われるエリアを選択して楽しい時間を過ごすようにしましょう。
また、安全面以外でもホテルのレストランにドレスコードがあったり、モスクや修道院などでは露出を控える必要があったりするので、TPOに合わせた服装を用意していくのがおすすめです。
セブ島の治安は改善しつつあり、子連れや女性グループでも安全に旅行ができます。
しかし、無謀な行動や安易な興味から、思いがけず危険な目に遭ってしまう恐れもあります。どれほどセブ島がリゾート地として魅力的であっても、日本の事情とは異なる海外であることを忘れてはなりません。楽しいはずの旅行を辛い思い出としないためにも、常に安全に配慮した行動を心掛けていきましょう。
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