メリークリスマス!
ついにこの日がやってきました!
「ここまで長かった~」
というのも・・・熱心なキリスト教徒が多いフィリピンでは
クリスマスが年間行事の中で一番大切なイベントとされていて、
長い準備と莫大なコストをかけて盛大に祝われます。
今年でクリスマスをフィリピンで過ごすのは、3度目。
真夏のクリスマスはまだ慣れませんが、
フィリピンの風変わりなクリスマスの祝い方には慣れ、
クリスマス疲れせず、楽しめるようになってきました。
本日は、その風変わりなフィリピンのクリスマス慣習5つを
ご紹介したいと思います!*
1.9月からクリスマスがスタート
日本だとクリスマスは12月24日と25日の2日間だけ祝うもの。
子供やパートナーにプレゼントを買うとしても、準備を
始めるのは1週間前くらいではないでしょうか。
でも、フィリピンでは「バーマンスはクリスマス。」と言われ、
英語での月がバーで終わる月、つまりセプテンバー(9月)
オクトーバー(10月)ノーベンバー(11月)ディッセンバー(12月)
はずっとクリスマスです!
冗談ではなく、9月になると、ショッピングモールには
クリスマスツリー、イルミネーション、ギフトラッピングなどが
並び、クリスマスソングが街中で流れ始めます。
田舎、都会、裕福な家庭、貧しい家庭関係なく、
クリスマスツリーを自宅に飾ることは必須のようです。
2.11月から毎週プレゼント交換
11月中旬になると、会社や仲良のいいグループで、
「Kris Kringle」と呼ばれるプレゼント交換が始まります。
ただ、仲の良い人にプレゼントを渡すのではなく、
自分のペンネームを決めて、くじ引きのような感じで
紙を引き、その誰か分からない相手(同僚)に対し、
毎週月曜日にプレゼントを渡します。
しかも、毎週「かたくて丸いもの」とか「便利なもの」
とか「青いもの」とかお題が出され、そのお題にあった
プレゼントを買います。
毎週土日に買い物に出かけるのは少し大変ですが、
何がいいかな~と受け取る誰かの受け取ったときの反応を想像して
お題にあったプレゼントを探すのは、わくわくして楽しいです。
予算は会社やグループにもよりますが、
50ペソか100ペソに設定されていてそんなに高価じゃないものですが、
今年はこんなに素敵なプレゼントをもらいました!*
「いたずらっぽいもの」というお題でピンクのパンティも
もらいましたが、ここには載せられないので、合計5週!
3.12月に入ると、クリスマスパーティーだらけ
フィリピン人は、ダンスや歌が上手というイメージを
持っている方も多いと思いますが、その通り。
ダンスや歌で盛り上がるパーティーが大好きです!
会社で、友人同士で、イベントで、とあちらこちらで
クリスマスパーティーが開かれ、12月1週目から
お誘いがたくさん来ます。
パーティーでは必ず、ドレスコードが決まっていて、
女性は特に皆本気の衣装と化粧で参加します!*
12月のヘアサロンはおかげ様で大忙しだそうです。
4.最終週は子供たちが家に来て歌を歌う
いよいよ12月25日クリスマスが、1週間後に迫った
12月17日頃から子供達のグループが近所のおうちを訪ね、
クリスマスにちなんだ歌を歌い、「メリークリスマス!」と言って、
ドネーション(お金)をおねだりするキャロリンが始まります。
ドネーションといっても、渡したお金は子供達のお小遣いです。
最初の日に20ペソずつ渡すと、あのおうちはお金をくれる!という
ウワサが広まったのか、我が家には次の日から毎日5人グループが
5~6組来ました。
20ペソ×5人×5組×7日間=3500ペソ(=約8400円)で
結構大きい金額になるので、フィリピン人は結構6日間は帰して、
12月25日の当日のみあげる人が多いようです。
5.当日は家族でお祝い
24日から25日に変わる日は新年に変わる日と同じくらい、
もしくはもっとフィリピン人にとって大切な瞬間です。
海外や都会に働きに出ているフィリピン人も皆実家へ
帰り、家族、親戚揃ってお祝いをします。
クリスマスは子供たちにとっても楽しみな日!
夜にこっそりサンタクロースがプレゼントを置いてくれる
文化はないですが、叔父・叔母・両親からプレゼントや
お年玉のような感覚でお金を貰います。
先日ご紹介したゴッドファザー・ゴッドマザーにも顔を出し、
メリークリスマスの挨拶をし、お年玉(お金)やプレゼントを
もらう日にもなっています。
フィリピンではとっても特別な皆が楽しみにしている日クリスマス。
クリスマスのタイミングでフィリピンに来て、ホームステイなどを
体験してみるのも面白いかもしれません!*