新年明けましておめでとうございます。
フィリピン・マニラからレッチェフランです。
読者の皆様に愛されるブログを書いていきたいと
思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
あ~この「明けましておめでとうございます」の穏やかで
静かで、丁寧で、ちょびっと崇高な感じがとてもとても恋しい。
ポストを開けると懐かしい友人からの年賀状が届いて、
思い出にふけり、今年の抱負を考えるあの日本の年越し。
フィリピンで3回目の年越しを迎えましたが、
この賑やかすぎるフィリピンの年越しにまだまだ慣れない私です。
本日はフィリピンの変わった年越しの文化3つをご紹介します!*
【丸いフルーツを食べる】
年末にマーケットやスーパーに行くと、みかん、りんご、
ぶどうと丸いフルーツが山ほど並んでいます。
丸いフルーツはお金を意味すると言われており、
丸いフルーツを食べることで金運を呼んでいるそうです。
それを聞いて私も、近くの木から八朔(こちらだとスーハ)を
たくさんもぎ取ってきて、お金持ちになっている私を想像して
にんまりしながら食べました。
他に、パンシットというフィリピンの焼きそばも
食べると長生きできるといわれており、年越しによく食べられます。
【ジャンプする】
年越しにジャンプすることで身長が伸びると言われており、
子供達は揃って12回跳びます。
マサイ族か!
フィリピン人は男性平均身長162cm、女性150 cmと
身長が低いと言われる東南アジア人の中でも
ベトナム人に次ぎ、2番目に背が低いそうです。
残念ながら、あまりこの年越しジャンプの効果はないようですね。
でも、それに気づかず(?)この伝統ジャンプを続けている
純粋無垢なフィリピン人を少しいとおしく思います。
【爆音をつくる】
普段から賑やかなフィリピン人ですが、
年越しはその本領を発揮し、賑やかを通りこしてうるさいほどです。
中国からきた慣わしだそうですが、年越しには爆音をつくることで、
邪気を追い払えると信じられています。
大晦日のお昼頃から子供達がトランペットを吹いて
「プープー」と大音量で合唱を始めます。
夜ご飯の時間19時くらいになると、爆音で音楽をならし、
ほろ酔いの大人たちが踊りまくり、
23時50分ごろから各家庭から花火が打ちあげられ、
爆竹がならされ、空襲が始まったのかと思うほどの
けむりと爆音に包まれます。
酔っ払って花火を打ち上げるので、1月1日は1年間
で一番病院が忙しい日といわれており、指を失った
人や怪我をした人で溢れます。
あまりにうるさいので、大音量が苦手な私は
2年連続で窓を締め切り、部屋にこもってしまいました。
今年は年越しに雨が降ったのでこの爆音を免れられるかと
思いましたが、フィリピン人にとって雨など敵ではないようです。
勇気がある方はフィリピンの戦争が始まったような
年越しを経験してみるのもいいかもしれません!*