フィリピンのナイトライフとしてバーやクラブ、ライブバンド、ディスコは人気です。特に週末のクラブやディスコは大いに盛り上がります。セブで有名なナイトスポットはマンゴースクェアやITパークですが、何もディスコはそこだけで行われているわけではありません。
音楽やダンスは若者だけの文化ではなく、子どもからお年寄りまで人気なので、村や地域でディスコが行われる事も多いです。今回は、オシャレなスポットのクラブではなく、村などで行われている野外ディスコをチェックしてみましょう。
村や地域のお祭りのときは必ずと言っていいほどディスコが準備されます。ちょっとした広場に音楽機材と照明を準備して、夕方くらいから音楽を大音量でかけ始めます。
地域住民には口コミで今晩ディスコが行われることが広まっていきます。暗くなったらいざ開始。料金は場所と場合によりますが、大体、大人は10ペソ(約23円)から20ペソ)約45円)、子どもは5ペソ(約10円)で入場可能です。
野外ですのでとにかく暑く、踊っている人はみんな汗だくになります。雨が降ってくることもありますが、そんなの関係なしに踊ります。
踊り疲れたら、周りに設置されているテーブルと椅子でビールを飲みながら休憩をするのです。
村の中でディスコですが、夜中まで続きます。
セブシティにあるようなナイトクラブに比べて決してオシャレとは言い切れませんし、クーラーなどももちろんありませんが、一般的なクラブとは違った雰囲気が味わえます。子どもからお年寄りまで集まり、賑やかに行われます。
とにかく平和で和気あいあいとしてます。普段から知り合いのお父さんやお母さんもいつもとは違う顔を見せてくれます。
小さいころからダンスや音楽に触れていますので、自然とリズム感が付きダンスもうまくなっていきます。この地元のディスコがフィリピン人のダンスのうまさ、センスの良さのルーツなのでしょう。
フィリピンでは地域の関係が深く、人々も人間関係を大切にしています。このような地元のイベントはディスコだけではなく色々あり、地元のイベントが人々の関係性を良好にし、トラブルなどが起きた時に協力し合える団結力を生むのかもしれませんね。
(ヤス)