以前、パミラカン島についてご紹介しましたが、今回は宿、食事、アクティビティ、島の様子などをご紹介したいと思います。高級ビーチリゾートとは違うシンプルだけど、手つかずの自然が残るビーチでのバカンスはどんなものなのかチェックしてみましょう。
パミラカン島は観光地化されていないため、リゾートホテルはありません。海外沿いには家族経営のコテージが数件あるだけです。
コテージの内装はとてもシンプルです。竹で作られており、簡素な造りですが風通しが良く、心地よいです。蚊帳も設置されていますので蚊の心配もいりません。
基本的に電気は夜の数時間だけの利用です。水道は無いのでシャワーやトイレは貯めた水を使います。トイレ用は海水、シャワー用は真水です。
コテージの人に頼めば追加で持ってきてくれますが、真水は貴重なので大事に使いましょう。
電気や水が制限されて不便に感じるかもしれませんが、現地の生活を尊重した滞在となります。現地の人々と同じものを食べ、同じように暮らすことによって新しいことを発見できるかもしれません。
アクティビティとしては、近場でダイビングやスノーケリングができます。コテージでマスクを100P (約230円)で借りて、後は思う存分スノーケリングを満喫できます。
また、近海ではイルカウォッチングを楽しめます。海が荒れていなければ高い確率で遭遇できます。
かなり近くまで接近できますので、自然の姿のイルカを観察できます。また、クジラの通り道にもなっているので、運が良ければクジラに出会えるかもしれません。
基本的に、コテージ料金に三回の食事代が含まれております。出てくる料理は伝統的なフィリピン料理です。ボリュームも味も満足できます。
その日収穫したモノや手に入れたもので料理を作るので何が出てくるかは当日にならないと分かりませんが、コテージのお母さんたちが作ってくれる手料理をきれいな海を見ながら外で食べるのは格別です。
島の様子はというと大変のんびりしております。フィリピンの田舎の雰囲気を味わえるでしょう。
島は歩いても回れるくらいの大きさなので、涼しい時間帯に島を散歩するのもいいですね。観光地化されていない素顔のフィリピンを垣間見る事が出来るかもしれません。
幾つかのコテージがあるビーチの対岸は漁村となっています。朝方や夕方には地元の人の漁を行っている様子を見る事が出来ます。
このようにパミラカン島のビーチでは高級リゾートのようなサービスや食事は期待できませんが、シンプルでナチュラルなバカンスを楽しめます。コテージを経営している家族は本当に親切でフレンドリーに対応してくれますので居心地がいいです。
予定をぎっしり入れて色々な見学をしたり、アクティビティをするのもいいですが、喧騒から離れて、あえて「何もしない贅沢」というものいいのかもしれませんね。
(ヤス)