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フィリピンのお葬式を通して文化を学ぶ

お葬式は国や地域によって全く異なっており、その国の文化をよくあらわしている儀式・行事です。特に、死者をどのように扱うかということはその国の文化に大きく関わってきます。

先日友人のお葬式に参加してきましたので、フィリピンのお葬式がどのようなものであるか、そしてお葬式を通してフィリピンの文化や国民性をご紹介したいと思います。

 



 

亡くなった場合、まずfuneral center という場所に運びます。そこで棺を用意して、化粧などを施した後は自宅に連れて行きます。

フィリピンでは地域ごとに教会や小さなチャペルがあるので、そこで棺を保管し、親戚や友人、立ち寄る人々に一週間ほどお別れの時間を設けます。多くの人に見送ってもらうのが、家族にとっても喜びとなるようです。

 

1週間の間は朝から晩まで家族や親せきの誰かが必ずそばについており、見守っていました。多くの人が立ち寄り、別れを惜しみ最後のお別れをしていました。関係のない一般の人も立ち寄って、お金などを置いていってくれます。

 

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1週間のお披露目が終わると、地域の教会で神父さんに儀式を行ってもらい、棺を埋葬地に運びます。この儀式には黒い洋服を着ます。

埋葬地までは歩いていきます。棺を車に乗せ、ゆっくりと走るその後を全員で30分ほどかけて炎天下の中歩きます。

お年寄りや子どもは車でゆっくりついていきます。歩いていると、他の歩行者や車に乗っている人がお金を投げてくれます。多くの人が死者を偲んでくれているのが伝わります。

 

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フィリピンは宗教上土葬になっています。キリスト教では人は死んでも永遠に墓のなかに眠るのではなく、最後の日には呼び戻されて審判を受け、永遠の生命を与えられる者と地獄へ墜ちる者とに分けるという復活の思想があるので、日本のように遺体を焼くことはタブーになっています。

しかし、セブのような都会では土地が無い為、完全に土の中に埋めるのではなく、このような積み上げる形になります。

 

 

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今回は私の友人の妹のお葬式でした。普段から家族全員と仲良くさせて貰っていたので、私も彼女には思い入れがありました。

一連の手続きや儀式などを通してあらためて感じた事は、フィリピン人の家族愛の強さです。実の家族だけでなく、親戚までもその強い関係性を持っています。そんな彼らの家族の一員のように接してくれる彼らに改めて感謝をしたいと思います。

又、フィリピンの医療制度が抱える問題を目の当たりにしました。保険に入っていない低所得層の人々にとって並の治療を受けるのすら大変という現実がありました。

 

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お葬式は日本同様、お金がかかります。しかし、全ての家族がその費用を賄える事が出来る訳ではありません。そのようなときも、親戚や友人が資金を出してあげたりします。家族、親戚、友人、地域のつながりが強い証拠でしょう。

 

(ヤス)

 

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