以前筆者の記事では、セブで使われる通貨「フィリピン・ペソ」の硬貨と紙幣を全て集めてご紹介しましたが、今回その中の10ペソ硬貨が新しいものになったとのことです。日本でも紙幣や硬貨が新しくなると、多くの人が関心を持ちますよね。これまでの10ペソからどんな部分が変わったのか、詳しく見てみました。
今回筆者の元に偶然新しい硬貨が回ってきたのは3日前。突然の新硬貨に驚きました!
ペソの硬貨は1,5,10の3つがあり、他に日本の銭の単位に当たる「センタボ」があります。詳しくは筆者の以前の記事に写真がありますので御覧ください。
写真は左が新硬貨、右が旧硬貨となります。
Andres Bonifacio(アンドレス・ボニファシオ)が新旧両方の硬貨に描かれています。彼はスペイン統治時代からの独立革命のリーダです。
旧硬貨にはもう一人、Apolinario Mabini(アポリナリオ・マビニ)が描かれています。こちらはフィリピンの憲法を形作った方です。以前よりも凹凸が少なくなったことで、見た目がユーロの硬貨に似てきたようです。
【裏面】
新硬貨には”DANGAL AT KABAYANIHAN”と書かれています。
これは独立運動の代表的なフレーズで、「威厳と栄光(英雄)」といったような意味があるとのこと。
この運動が1863年から始まったことを記念し、
150周年の文字が大きく刻印されています。
対して旧硬貨にはフィリピン国旗とほぼ同じ意味合いで、
太陽や山が描かれています。
これから流通していく新しい10ペソを見つけたらすぐに使わずに、