昨年の台風ヨランダから学んだこと、そしてフィリピンに上陸する台風の備えに必要なこと。 | フィリピン最新情報ブログ

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昨年の台風ヨランダから学んだこと、そしてフィリピンに上陸する台風の備えに必要なこと。

フィリピンは台風大国で毎年20ほどの台風が上陸しています。台風のほとんどは北上していくのでセブ島を含むビサヤエリアはマニラなどに比べるとあまり影響がありません。

ただ、2013年の11月に襲った台風ヨランダ(平成25年台風30号=ハイヤン)はセブ島を含むビサヤ地区に上陸し、中心気圧が895ヘクトパスカル、最大瞬間風速が90メートルの大型台風で観測史上4位上陸したものでは史上最大規模の威力を持った台風でレイテ島などに数多くの被害をもたらしました。

2014年の12月6日にも台風22号(フィリピン名:ルビー)が上陸する予定で、ヨランダ=台風30号と同規模、同じ進路をたどっており、昨年と同じような被害になるのではないか?との予想がされています。

台風ヨランダで経験した出来事と、そこから学べる台風への対策、防災方法はどの様なものがあるのでしょうか?昨年の記事も合わせて紹介したいと思います!



フィリピンでは毎年のように多くの台風が上陸しています。

Typhoon Ma-on Near Japan

たいていは小規模な台風でマニラのルートを通って行くのがほとんどですが、昨年11月に上陸した台風ヨランダ(H25台風30号)では珍しくセブ島を含むビサヤエリアを通り、観測史上第4位、上陸した台風では史上最大規模の台風がフィリピンに上陸し、レイテ島などで死者6,201名、被害総額366億ペソ以上(約854億円)の被害をもたらしました。

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フィリピンでは台風大国でもあるので、フィリピン人のほとんどは台風に慣れていますが、小規模な台風でもインフラが整っていなかったり、貧困層の住宅が木造、バラックなどで建てられていることもあり、色々な被害が出ているのです。

昨年襲った台風ヨランダはかすった感じではあったので、レイテ島タクロバンのような大きな被害は無かったものの、電柱が倒れたり、建物や大学の壁が剥がれ落ちたりしました。

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2014年12月6日に上陸が予想されている台風ルビー(Ruby)=台風22号台風ヨランダと同じ威力、同じルートをたどっており、昨年同様の被害をもたらすのではないかとの予想がされています。

typhoon-ruby

エキサイトセブでは度々台風に関する情報や、台風ヨランダに関しての記事を投稿してきましたが、昨年の経験から学んだこと、そして今回の台風に上手く備えられる方法をご紹介したいと思います。

台風に備えるために基本的するべき事は以下の通り:

    • ろうそくや懐中電灯、マッチ、ライターなどを用意しておく
    • 停電を予想して必要な電子機器は充電しておく
    • 水が止まる事を予想してバケツに水を貯めておく
    • 食料や飲料水などを購入しておく
    • 台風が上陸している間はつないでいる電子機器をコンセントから抜いておく
    • 台風が上陸している間は絶対外に出てはならない
    • うちわやポータブル扇風機を用意しておく
    • 蚊取り線香やオフローションを持っておく
 

詳細に関しては「フィリピンで台風に備えるにはどうすれば良いのだろう?覚えておくと良い8つのコツ」からご確認いただけます。

今回の台風ルビーは12月6日の午後から7日にかけて上陸する予定ですが、台風上陸前後にはどのような事が起きる可能性があるのか?昨年の台風ヨランダの体験も含めてタイムラインとして紹介したいと思います。

台風上陸前日: 12時間前

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モールのスーパーマーケットは台風に備えて非常食などを購入する人で多く、缶や水、インスタント麺などが多く無くなります。食べ物に関しては停電が起こる場合があるので、冷蔵庫などに入れる必要のない食品などを選んでおくと良いでしょう。

飲水は多めに購入するというのと、トイレットペーパーなどもある程度用意しておくとベストです。

台風上陸6時間前:

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買い忘れや外に出る必要があれば上陸6時間前であれば大丈夫です。携帯電話やパソコン、モバイルバッテリーなど必要な電化製品はこの時にフルチャージしておくと良いでしょう。

筆者の場合オフィスにある重要な書類や機材などは最悪な事態も考えて家に持ち帰ったり、オフィスで何らかの対策を行っています。

台風上陸中:

Typhoon Helen

昨年の台風ヨランダの場合午前9時半に上陸しましたが、午前7時頃から風が強くなってきます。上陸した15分-20分後には停電が起きました。上陸中は電気が通っている場合があるので、充電やパソコンなどを繋げる事ができますが、電圧が不安定なのでコンセントから抜いておきましょう。

台風上陸中はまだ水が使える場合があるので、この時に出来るだけ多くのバケツに水を貯めておきましょう。停電になった場合もちろんDSLなどのインターネットは使用できませんがモバイル通信であればEDGEや3G回線になるものの、利用できる場合があります。

台風通過1-12時間後:

Candle

停電中がほとんどだと思います。昼であれば大丈夫ですが、夜は電気のない状態で寝る事になるので暑いです。こういう時にうちわやポータブル扇風機を用意しておくと良いでしょう。ロケーションによっては洪水になっているエリアもあり、衛生的にも良くないのでその場合はできるだけ外出を控えておくとベストです。

台風通過:24-48時間後:

N. Escario Street Cebu City Philippines - Panoramic

ロケーションによっては停電・断水だったり、通常通り利用できているなどまちまちな状態になっていると思います。全体的に大きな被害でなければモールやコンビニなども通常営業していると思います。

筆者の場合、家では24時間後に水が戻り、72時間後に電気が通りました。オフィスでは水道、電気とも24時間以内でした。

台風通過48-72時間後:

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台風の被害にもよりますが、大丈夫そうであれば学校や会社などが通常オペレーションに戻っているはずです。DSLなどのインターネットは場合によっては戻っていない場合もあるので注意が必要です。

 

これらは筆者が台風ヨランダを含め2006-2013年までにあった他の台風で経験したものを参考にタイムラインを作成しました。台風の規模やその後の被害によって変わってくる場合がありますが、どれもこの様な感じです。

早くて12月6日の午後に上陸するであろうと予想されている台風ルビーですが、昨年の様な被害にならないように願うばかりです。

 

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(MIKIO)

Additional Photos:  NASA’s Marshall Space Flight Center

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