セブと言ったらきれいな海!ですが、最近良く聞かれる質問として「ホテルのプライベートビーチではなくて、公共のビーチはないの?」というものがあります。実はボホール島のアロナビーチ、ボラカイ島西海岸一帯のような広々とした公共ビーチは、マクタン島にはなく、実際には1つあるものの水はきれいであるもののリゾート感はさほどありません。今回はそんな手付かずのビーチを求めて、セブの南部へ足を伸ばしてみました。
マクタン島には美しいビーチがあるものの、公共のビーチはVanoビーチのみとなっており、観光で訪れるような美しさではありません。その様子は以前の筆者の記事をご覧ください。
数少ないマクタン島のパブリックビーチ「Vano beach」に行ってみた!
今回は手付かずの美しいビーチを求めて、セブ島の南、ジンベイザメで有名なオスロブの一つ手前の町「アルコイ」を訪れました。この周辺はまだまだ緑が多く残る田舎町で、バイクの運転手はヘルメット無し、子どもたちが道を走り回り、動物も沢山見られるようなエリアです。
アルコイには白い砂のビーチが広がっています。上の写真はアルコイからオスロブ方面を写したものです。入り組んだ地形のため、漁業も盛んなようです。
この白い砂浜へ降り立ってみたい!と思いますが、残念ながらこちらも完全な公共ビーチではなく、区画ごとに管理されています。
それでも入場料を払えば無制限でこの砂浜で時間を過ごすことができ、ホテルが所有しているエリアを除けば、10ペソ(約30円)だけで入れる場所もあります。

ただすこし残念なことに、昨年末セブに接近した台風の影響で若干砂が海中に持って行かれてしまったため、エリアによっては砂がなく、岩場となっているところもあります。


アルコイの中で最もオススメなのはティンゴビーチです。ここはそこまでエリア自体が大きいわけではありませんが、100名程を収容できるスペースに自然のビーチが広がっています。

海岸には漁業などのために使われる小さめのバンカーボートが沢山停泊しています。この辺りのローカルレストランでは、魚だけでなく海藻のサラダがとても美味しいので、訪れた際には是非試してみてください。

浅い海ですので泳ぐのにはあまり適していないかもしれませんが、ゆっくりとした時間を過ごすにはぴったりだと思います。近辺にはヤシの木が多く生育しているため日陰もあり、腰高まで海水に浸かりながらセブの日差しを満喫して下さい。
アルコイに訪れるにはセブ市内からバスで向かうことになり、旅行会社などのツアーは催行されていないようです。現地在住・留学中の方などは、時間があればオスロブに向かうついでにアルコイにも訪れてみてくださいね。
(タク)