フィリピンは日本のように鉄道があまり発達していないので、移動の基本はバス、ジプニーかタクシーになります。
ジプニーやバスと違ってルートにとらわれず好きな所に迎えるのでタクシーが一番便利ですが、なかなかタクシーが見つからなかったり、悪い運転手だと正規料金よりも高く請求するボッタクリに遭ってしまう場合もありますよね。
タクシーをよりスマートに利用できるようにGrabTaxi、Easy Taxiなどのアプリがあり、既に利用している方も多いと思いますが、利用者が多くなった事からアプリを利用してもタクシーを拾えないなんて事も起こりえます。
そんな中、アメリカでも利用者が多いハイヤー(配車)サービスのUber(ウーバー)がつい最近フィリピンにも上陸し、マニラでも利用が出来るようになったので、今回はそちらを紹介したいと思います!
ここ数年で車が多くなり、セブ島やマニラの渋滞が更にひどくなってきました。筆者は年に何回かマニラに行く用事があり、移動は基本タクシーにしています。
7年前であれば路上でタクシーをもう少し簡単に拾うことが出来ましたが、今はそれが難しく拾えたとしても行き先を告げるとドライバーが嫌がったり、運賃を追加で要求してくる場合があるので、エキサイトセブでも度々紹介してきたGrabTaxiやEasy Taxiなどのタクシーアプリを利用していました。
しかし、今回マニラを訪れた時はタクシーアプリを使ってもタクシーが見つからない中、つい最近Uber(ウーバー)がフィリピンにも上陸したというので今回はそちらを利用してみました。
Uberはアメリカ発祥の自動車配車(ハイヤー)サービス。2009年からサービスをスタートさせ、既に世界58カ国・300都市で展開しています。
日本でもUber Tokyoとして東京23区内のサービスを提供しており、フィリピンでも2014年の後半に上陸し、マニラでの利用が可能です。
ウェブサイトサービスおよびモバイルアプリを提供していますが、筆者はiPhoneを利用しているのでiOS版を利用してみました。
App Storeで「Uber」を検索し、アプリをダウンロードします。
アプリを開くとサインインまたは登録のボタンがあるので、新規登録する場合はRegister(登録)をタップします。
登録時、筆者のiPhoneの言語が英語になっていたため、英語表記になっていますが日本語にも対応しています。
アカウントの登録はメールアドレス、電話番号、そしてパスワードを入力し「次へ(Next)」をタップします。
携帯電話の認証を行うためコードが送られてくるので、送られたコードを入力します。すると登録が完了するので利用が出来るようになります。
支払いは基本的にクレジットカードまたはPaypalでの支払いになります。フィリピンでは現金での支払いも可能で支払いのオプションに表示されるとの事でしたが、筆者の場合はそのオプションが見当たらなかったので、カードの登録を行いました。
サイドメニューから「支払い」を選択し、クレジットカードの登録を行っておきましょう。
全ての登録を完了すればあとは車を呼ぶだけ。基本的にGrabTaxiなどのタクシーアプリと同様の操作となります。
位置情報サービスを利用した現在地を指定したり、検索窓で行き先を指定します。車にもGPSがあるので車が今どこにいるのか、後何分で到着するのかが確認できるので便利です。
場所を指定し、吹き出しの三角アイコンをタップすることで見積額が表示されます。
またUberの利用者が多いとレートが追加され通常の運賃よりも高くなる場合があるので、注意が必要です。
今回は車の写真は無いのですが、Uberのカテゴリの一つであるuberXはトヨタビオス(Vios)などのセダンがほとんど利用されていました。ドライバーも車を所有している一般人が運転しています。
実際Uberを利用してみれば分かるとは思いますが、タクシーと違ってドライバー付きの乗用車に乗るので、専属ドライバーがいるような気分にさせてくれるのが良い所です。
ドライバーも比較的フレンドリーでアメをサービスしてくれたり、音楽を流してくれたり、乗っててとても安心感がありました。
なぜここまでドライバーの質が良いのかというと、Uberでは4つ星以上のレートが無いとドライバーを続けられないというルールがあり、乗客から常に高い評価を得られるために良いサービスを提供しているのではないかと思います。
クレジット決算なので追加料金などのトラブルも無く、目的地に到着したら降りるだけ。
ただ数分後にUberから領収書が送られてくるので、走っている間は運賃がいくら掛かっているのか分からない状態。クレジットカードの上限に達してしまいそうな方などは少し注意しておきましょう。
また時間帯等によってレートが上がってくるので、状況によっては運賃がタクシーの2倍になってしまう事もありますが、なかなかタクシーが見つからないなどの時には大変便利だと思うので、用途に合わせて利用してみると良いでしょう。
セブ島ではまだ未上陸ですが、近々利用が出来るようになるので今後も目が離せないサービスです。
(MIKIO)
Additional Photo:dharder9475