クリスマスシーズに入ったこの時期、SMモールでは毎週末さまざまなイベントが開催され、大変な盛り上がりを見せています。毎年恒例の幻想的なミニチュアビレッジがグランドフロアを埋め尽くす中、それ以上の盛り上がりを見せていたイベントがありました。
イベントの名前は「SM MALL プリンセスアカデミー」です。女の子なら一度はシンデレラを夢みるものですよね。
こちらのイベントはそんなプリンセスに憧れる5〜7歳の女の子を対象に、プリンセスの実生活が体験できる夢のようなイベントです。アカデミーの名の通り、体験するだけではなく、ロイヤルエチケット(挨拶や自己紹介のやり方、座り方、歩き方、テーブルマナーなど)の習得も目的とされています。
会場にはさまざまな種類のドレスが揃えられていて、好きな物を選んでレンタルまたは購入することが出来ます。
溢れるほどのアクセサリーを前に、この日だけはとびっきりのオシャレをして、シンデレラのようなひと時を過ごすことが出来るです。可愛らしくドレスアップをして、受付(参加費1,500ペソ)を済ませれば準備は完了。向かう先は、煌びやかに飾り付けられた食事会場です。
真剣な眼差しでワークショップに取り組む子供たちがとっても可愛らしいく、見学する大人たちはキュンキュンの様子でした。
お母さんは我が子の晴れ姿をどうにかカメラに収めようと必死です。ただ、そんなことを知ってか知らずか、当の本人はシンデレラタイムに無我夢中の様子で、お母さんの呼びかけも届きません。お母さんたちの我が子との格闘は、イベント終了まで続いたのではないでしょうか。
ワークショップ終了後には、それぞれ卒業証明書が交付されます。無事に卒業証書を受け取った子供たちは、最後にプリンセスとして行進に参加し、この日の役目を終えることになります。
このイベントは予想以上の盛況で、「私こそ真のシンデレラ」と信じる女の子の列が受付から15m近くも続いていました。ただ、一番盛り上がっていたのは、本人よりもその保護者だったのかもしれません。
我が子にドレスを選ぶお母さんたちの目は、獲物を狙う動物顔負け。「自分の夢を我が子に託す」この傾向はどの国でも変わりないようですね。とにかく、小さくて可愛らしいシンデレラ達の素敵な笑顔を見て、筆者もとても癒されました。いつの時代も、やっぱり子供達は宝のような存在ですね。
(Reon)