セブ島はご存知の通り、ビーチが有名なリゾート。毎年多くの観光客が海水浴、ウォーターアクティビティやダイビングなどで訪れていますが、サーフィングをしたいという方もいるのではないでしょうか?
残念ながらセブ島では周りの島々が波を吸収しているということもあり、サーフィンに必要な波が発生しないのです。しかし、フィリピン海や太平洋側などに面している島では大きな波がやって来る事があるので、世界でも有名なサーフィンポイントをいくつか見つける事ができます。
今回紹介するシアルガオ島(Siargao Island)もその一つで、島の中にあるクラウド9(Cloud 9)は世界的に定評のあるサーフィンポイントになっています。
シアルガオ島(Siargao Island)はフィリピン海で見つけられる島で、アクセスにはミンダナオ島最北端で港町でもあるスリガオ(Surigao)からフェリーに乗って向かう事ができます。
ビーチが綺麗なため、リゾート地になっていますが、世界各国の観光客がこの島に訪れる大きな理由のほとんどがサーフィンになっています。シアルガオ島付近の海域は非常に深くなっており、海のうねりがサーフィンにベストな環境を作り出しており、8から11月は特に卓越風が吹くことから、この時期を利用して来る観光客が多いのです。
中でも1番人気のあるのが、クラウド9(Cloud 9)というポイント。ここでは中空の巻波が発生し、その波の厚さが世界的にも定評のあるものになっています。スリガオ・デル・ノルテ州のサポートもあり、毎年9月にはサーフィンの大会が開催されています。
シアルガオ島に向かう際はフェリーを使用するのですが、毎日2便しか用意されていません。スリガオ出発時刻は午前5時と午後12時のみになっています。乗車券は前日などに購入することはできるのですが、往復は用意されていないのでシアルガオ島で購入する必要があるので注意が必要です。
フェリーはエコノミー、ビジネスの2つのクラスが用意されており、それぞれエコノミーが250ペソ(約558円)、ビジネスが300ペソ(約669円)。この2つの唯一の違いはエアコンがあるか無いかになっています。移動に3時間かかると聞いたため筆者はビジネスクラスを利用しましたが、エアコンがかなり効いているので、上着を持って来ることをオススメします。
外は逆に人が密集しすぎて暑く感じるかもしれないので、ビジネスクラスの方が良いかもしれません。
約3時間半かけてシアルガオ島の港であるダパ港に到着し、トライシクルの運転手にサーフィンがすぐできるビーチとホテルが無いか尋ねた所、いくつかオススメがあるとの事だったので、連れていってもらうことにしました。
トライシクルで約30分ほど走らせるとビーチとサーフィンを楽しんでいる人々の光景が見えてきました。そして筆者はサーフポイントが目の前にある、ボードウォーク(Board Walk)というホテルに宿泊することに決めました。
1泊2000ペソ(約4466円)で、サーフボードのレンタルも行なっているので利用してみました。ボードのレンタルは1時間200ペソ(約446円)で、サーフィンが初めてな方は1時間300ペソ(約669円)でレッスンを受けることもできます。
久々のサーフィンで少し不安でしたが、ボードレンタルのスタッフも付き添いで来てもらい、約3時間サーフィンを楽しめました。
この日の波は比較的穏やかで、弱めのオンショアで胸からの肩くらいのサイズでした。
レッスンを受けている人たちも多くおり、久々にサーフィンをした筆者にとっては波をしっかりと捉える事ができ、最適なコンディションになっていたので良かったです。
シアルガオ島の海水は透明度が高く、とても綺麗な海になっていました。この島ではサーフィンのほか、バイクで島内を回ったり、多くの緑に囲まれて自然浴を楽しむ事が出来ました。
セブ島からはスリガオ行きの直行便が出ていることもあって、アクセスが容易になっているので、セブ島観光を楽しんで時間にまだ余裕がある方やサーフィンを楽しみたいという方はぜひこちらのシアルガオ島に訪れてみてはいかがでしょうか?
(TETSUYA)