これから旅行や留学、出張や就職など、初めてフィリピンに行く方は何を持っていくべきか悩むこともありますよね。パスポートやクレジットカード、パソコン・携帯電話など、どの国に行くにも必ず持っていく物もありますが、国によって事情は異なるものです。
今回はフィリピンだからこそ持っていくと便利な物を7つご紹介します。スーツケースやバックパックの大きさ、滞在日数に合わせて自分に必要なものを見つけてみてください。
①SIMフリー携帯電話
海外に行く時に必ず持っていくものの1つに携帯電話があります。スマートホンが主流となった今ですが、海外に行くと現地のSIMカードが利用できない場合があります。旅行での短期の滞在であれば、ショッピングモールやカフェで利用できるWi-Fiに繋ぐだけでも十分だと思います。しかし留学や出張・就職となるとどうしても現地で電話をする必要が出てくることがあります。そんな時には現地の番号を購入して日本から持参したSIMフリーの携帯電話で利用できると便利です。
②常備薬
特に衛生面では日本ほど環境が整っていないのがフィリピンです。水が合わなくてお腹を壊したり、突然の高熱が出たり、排気ガスなどの粉塵でアレルギーを発症したりと様々な健康上のリスクが待ち構えています。筆者の経験上では次の薬が必須です。・整腸剤(お腹が弱い方は特に必需品です)
・解熱剤・風邪薬(日本にいる時と比べて高熱が出る人が多いです。ただし解熱剤は現地の薬局でも購入できるのであまり心配は要りません)
・目薬(案外フィリピンの薬局で入手できないのが目薬。お医者さんの処方箋が無いと購入できません。また粉塵が多いので、目のアレルギーを持っている方は必需品だと言えます)
③折り畳み傘
日本のしとしと降る雨とは違ってフィリピンでは短時間でザーッと降るスコールが多く、雨がいつ降ってくるかも分かりません。外出時には鞄に常に小さな折りたたみ傘を入れておくと良いですよ。
④虫除け・蚊取り
数年前に日本ではデング熱が流行しニュースになりましたが、フィリピンではデング熱のリスクは常にあります。デング熱は菌を持った蚊に刺されることで発症します。複数回デング熱にかかると死の危険もありますので、外出する際や蚊の多い屋内ではなるべく虫除けを使いましょう。ちなみにフィリピンでも”OFF”という商品名の虫除けクリームがスーパーや薬局で入手可能です。
またフィリピンでは室内にアリが大量発生することがあります。日本ではヒアリがニュースになっていますが、フィリピンにも皮膚に噛み付く赤いアリがいます。布団やベッドがアリの通り道となると、夜通しアリに噛まれて眠れないことも。そんな時にはスプレータイプの虫よけを布団にシューッと撒いておくと、アリを撃退することができますよ。
⑤使い捨てマスク
近年車を購入する人が増えて、マニラやセブなどの都市部では交通渋滞が深刻化しています。排出規制が日本のように厳しくないフィリピンでは、大気汚染が目に見えて悪化しています。道を歩くだけでも真っ黒な排気ガスの中を通ることもしばしばあるので、マスクをしておくと良いですよ。
また日本では近年エアコンの温度を控えめにする傾向にありますが、フィリピンでは建物の中でエアコンをかなり強く効かせていることが多いもの。乾燥した空気で喉を痛めることも多いので、使い捨てマスクを持っておくと便利です。
⑥海外対応ドライヤー
女性が毎日使う物の1つにドライヤーがあります。旅行や短期出張でのホテル滞在であればドライヤーが付いていることが多いので心配ありません。フィリピンは日本とは水質が異なり髪が痛みやすいので、留学などの中長期滞在となるとドライヤーを使用したほうが良いでしょう。ただしフィリピンは日本と電圧が異なるので、海外対応のドライヤーでなければいけません。ドライヤーはフィリピン到着後ショッピングモールなどで購入することもできるので、荷物を抑えたい方は現地調達でも大丈夫でしょう。
⑦コインケース
フィリピンではお店やタクシーでお釣りが無いこともあるため、なるべく金額の小さい20ペソ札やコインを持ち歩いておきたいもの。またジプニーの中やサリサリストアなどの露店では財布を取り出すのは避けたいものです。少額のお札やコインを入れられる小さなコインケースを持っておくと良いですよ。
今回はフィリピンに持っていくと便利な物を7つご紹介しました。初めての土地で少しでも快適な滞在になるよう参考にしてみてください。
(SHIORI)