セブ島に旅行や留学できて、このロケーションに惚れてセブ島に働いて暮らしたい!と感じる方も多いかと思います。
実際にセブ島で働いている日本人は多く、現地旅行会社や留学学校、メプサにある工場など日本人に関わりを持つ業界が色々あり、毎年多くの日本人がセブ島にやってきて現地の会社に就職をしています。
同じ就職といえど、日本ではなくフィリピンなのでスタイルが違っていたり、言語や考え方の違う従業員とのコミュニーケーションが大事になってきます。日本スタイルで行ってしまうと上手くいかない場合が多く、悪戦苦闘する方も多いのではないかと思います。
でも上手いこと生産性を上げて、同時に従業員との距離を近くすることは出来ないのでしょうか?いくつかコツがあるので、今回はそれを紹介したいと思います!
日本人は真面目で仕事が出来る民族だと世界中でも知られています。そのため日本では他の国とはまた違った独特のスタイルで仕事をこなしています。例えば、締め切り前にタスクを終了させたり、早めにオフィスに行ったり、残業をしたり、上下関係があったりと色々あります。
セブ島に旅行や留学でやってきて、このロケーションが好きになる人も多いかと思います。「出来れば長くセブに暮らしたい!」と感じますが、貯金がないとある程度好き放題出来ませんよね。
こっちに暮らしてお金を稼ぐ方法はやはり、現地の会社、もしくは駐在員として働く必要があるということ。
仕事と言ってもセブ島、フィリピンというロケーション、そして現地の人達との言語や考え方、性格などの違いもあるので、日本のスタイルで行くと上手く行かなかったり、従業員とのトラブルが発生する場合が出てきます。
同じ会社で働くローカルの従業員と上手いこと一緒に仕事が出来る方法は無いのでしょうか?いくつかコツがあるので、チェックしてみましょう!
1. 従業員へのタスクはハッキリという
日本人だと「こんな感じで、後は任せた」と投げやりに仕事を渡しても大抵考えている通りになると思いますが、フィリピン人だとそう簡単に行きません。出来上がった作品を見てみたら、思っていたものや指示に出したと思うものと全く違っていたという経験をした方も多いと思います。
日本のスタイルの様に一言、二言だけでは解りきっていない場合があるので、「ここはこうで、そこはこうして」と詳しく説明していくと良いでしょう。ミスコミュニケーションも起きないように、お互い分からないことがあったら質問し合える様にするのも大切なことです。
2. 締め切りは実際の締切日より3-5日早めに設定する
日本人だと締め切り日ピッタリにタスクをこなすことが出来ると思いますが、フィリピンの人達は「アイランドタイム」と言うほど、時間にルーズな人が多いです。そのため作業に遅れが出てしまう場合があります。
上手いことそのアイランドタイムを調整できる方法として、締め切りを早めに設定すること。3-5日早めに設定することで、遅れやトラブルが起きたとしてもある程度調整できる様にするためです。
3. プレッシャーをかけ過ぎない
日本人は耐忍に強い民族ですが、人間は元々プレッシャーに弱い生き物です。限られた時間での制作や「こうしろ!」とのプレッシャーをあげてしまうと、皆やる気が無くなってしまいます。
でも、プレッシャーを何もあげないと逆に仕事をこなすことが出来ません。そんな時に仕事と休憩をちゃんと別けてあげるとベストです。仕事中はちゃんと集中出来るように、そして休憩中は仕事は関係ない雑談、食事などで息抜きをすると良いでしょう。
4.ある程度のミス、要望は許せるようにする
仕事にもよりますが、ある程度仕事は完璧にこなして欲しいもの。でもミスやトラブルは必ず付いてきます。従業員が犯したミスはある程度許してあげれるような寛大な気持ちを持ってあげるとベストです。
日本人と違って、フィリピンの人達は真面目に見えないと思いますが、ここは日本ではなく、フィリピンなのです。彼らも彼らなりにちゃんと頑張っているのです。
状況によっては従業員がオフィスに行けなくなったり、色んな要望が出てくると思いますが、ある程度許してあげるというのも良い選択肢です。
5.責めるのではなく、褒める
上記同様、作業中にミスが多く出てきてイライラしてしまう場合がありますが、感情をそのまま口に出してはいけません。
タスクが思っているものと方向性が違っても、すぐに否定してはいけません。「よく出来てるね、でも自分はこういう方が良いな。君はどう思う?」と褒めてから自分の意見を言うと良いでしょう。
大きなトラブルが起きたとしても、起きたものはしょうがないものです。もしあなたがボスの立場にあるのであれば、部下をバックアップしながら良い方向に導ける様にするのもボスの仕事なのです。
6.食事や飲みなどに連れて行ってあげる
フィリピン人は食べるのが大好き。仕事の息抜きで従業員を美味しいレストランに連れて行っておごってあげたりすると、お互いの信頼度があがります。食事だけではなく、一緒に飲みに行ったり、どこか旅行に連れて行くと言うのも良いでしょう。
都合で行けなかったり、行きたがらない従業員も居ると思いますが、その時はOKすること。強制してはだめです。
7.上下関係はあまり強くさせない
日本は先輩後輩、部長、部下などの上下関係が強いです。会社を回していくには必要不可欠の要素ですが、フィリピンなどではそこまであまり強くさせないほうがベストでしょう。何故かというと、あまり強くし過ぎると、部下は怖がって言いたいことも言えなくなってしまい、ミスコミュニケーションが生まれるだけです。もちろん、その逆もダメですが、相手が自分がボスだということを分かっている上で、カジュアルに接してあげる方がちょうど良い関係を保てます。
8.相手の意見は必ず聞いて、取り入れてみること
タスクをこなす中での意見交換やディベートは常に出てきます。自分の意見が100%合っているとしても、別の視点から見てみれば間違ってたりする事もあります。それは皆同じこと、常に正解は無いのです。
意見交換と言うのはコミュニケーションの延長線でもあり、同時にタスクを良い方向に持っていけるような作用もあります。相手が間違っていると思っていても、すぐに否定してはいけません。
相手が言いたいこと、交換したいことをまず聞いてから、「それは良いアイディアだね、こういう事も出来るけど、どう思う?」という形で聞いておくと良いです。相手を尊重すれば、相手からの尊重されのです。
9.ある程度好きな事をさせてあげる
プレッシャーをあげてしまうと逆効果だと先に書いてありましたが、それは仕事環境でも同じことです。人間というのは飽きっぽい性格を元々持っていて、一つの作業を長く続かせるというのは難しいことです。
会社によってはFacebookなどのサイトをブロックしている所もありますが、こういう事をしてしまうとちょっとしたストレスを抱えてしまいます。仕事中でもちゃんと仕事をこなしているようであれば、好きな事をしていても大目に見てあげると良いと思います。
10.常に笑顔で接する
笑顔は自分だけではなく、相手もハッピーにさせる効果があります。こちらの記事でも書いてあるように、仕事でもお互いジョーク言い合えるような環境を作っておくと、従業員も仕事がしやすく、素直になってくれます。
現地の人と考え方の違いなどで、大変な思いをする方も多いかと思いますが、セブ来たからには、セブに合わせた考え方で行くと良いです。
結果的に性格が大らかになったり、メリットになることもあると思うので、現地の従業員と良い感じで仕事を進めたいと思う方は以上のコツを覚えておくと良いかもしれません!
(MIKIO)